こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産です。
マイホームという高額な財産の購入時は、住宅ローンを組むのが一般的です。
しかし、お金を借りるためには手数料や諸経費がかかるため「いくらぐらい準備しておけば良いのだろう…」とお悩みになる方も少なくありません。
今回は住宅ローンの事務手数料とはなにか、相場や保証料との違いを含めて解説します。
マイホームの購入をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
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住宅ローンの事務手数料とはどのようなもの?
まずは、住宅ローンの事務手数料とはどのようなものなのか、種類とともに解説します。
事務手数料とは?
事務手数料とは、借り入れする際の手続きにかかる費用です。
融資を受ける際、金融機関では申し込み書のチェックや審査など、さまざまなことを処理する必要があります。
その処理の手間に対し、借り入れする側が支払うのが事務手数料です。
海老名市・座間市・綾瀬市・厚木市問わず、金融機関によって取り扱い事務費用、融資の手数料などと呼び方がそれぞれ異なります。
借り入れ金額や物件の種類など、条件によっても、支払う金額が変わってくるでしょう。
土地や建物の購入時は、仲介手数料や印紙税、登録免許税や引っ越し費用など、さまざまな費用がかかります。
住宅ローンの事務手数料は、諸経費のなかでも大部分を占める費用となるため、あらかじめ準備しておかなくてはなりません。
また、住宅ローンの事務手数料には、事務手数料型と保証料型の2種類があります。
融資を受ける際は、両者の概要や特徴を知り、比較することが大切です。
保証料型とは?
保証料型とは、融資を受ける側(住宅ローンを利用する方)が、保証会社に保証料を直接支払う種類です。
保証料型には金利上乗せ型と事務手数料型、2つの種類があります。
金利上乗せ側は高い金利が適用されるものの、最初にかかるコストを抑えられるのがメリットです。
また、繰り上げ返済や一括返済によって、上乗せされた部分の負担が少なくなります。
一括前払いを選べば、一般的には保証料の一部を返金してもらうことも可能です。
事務手数料型とは?
事務手数料型とは、保証料型とは違い、保証料の支払い方法が異なる種類です。
契約時(融資を受けるタイミング)に、手数料を一括で支払う必要があります。
繰り上げへ返済による返金はないものの、保証料型に比べて金利が低く設定されているのが特徴です。
そのため、頭金を多く準備できたり、毎月の返済額を安く抑えられたりできるでしょう。
繰り上げ返済を予定しておらず、返済総額が小さくしたい方は、事務手数料型が適しているかもしれません。
事務手数料と保証料の違いとは?
事務手数料は金融機関に対して支払い、保証料は保証会社に対して支払う費用となります。
保証料は、保証会社に返済の保証をしてもらうためのものです。
もし仮に返済が困難となった場合、抵当権によって、金融機関が海老名市・座間市・綾瀬市・厚木市にある土地や建物を差し押さえることになります。
抵当権とは、対象の不動産を担保として設定する、金融機関側が持つ権利です。
返済ができなくなった場合、金融機関は担保にしている不動産を売り、債権の回収を試みます。
しかし、保証料を支払っていれば、返済ができなくなったときに保証会社が債務者の代わりに支払いをする代位弁済が実行されます。
そのあとは保証会社に対して返済を続けていく流れです。
どちらも住宅ローンを利用する際にかかる費用ですが、支払い先や支払う意味が異なることを押さえておきます。
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住宅ローンの事務手数料の相場
続いて、住宅ローンの事務手数料の相場について解説します。
相場はどのくらい?
相場は金融機関によって変わります。
大手銀行や地方銀行では、事務手数料は3~5万円程度と定額です。
一方でネット銀行は、保証料が不要である代わりに、事務手数料は、借入金額の2.2%程度もしくは数十万円の定額に設定されています。
そのため、相場を知る際は、まず両者の違いや特徴を知っておく必要があるでしょう。
定額型
定額型とは、借り入れ金額に関係なく、事務手数料の金額が一定のタイプです。
マイホームの金額が1,000万円でも5,000万円でも、同じ金額の手数料となります。
たくさん借り入れた場合はお得に感じる反面、借り入れ金額が少ないと、損をした気分になるかもしれません。
金額は金融機関ごとに異なるものの、相場は数万円~33万円(税込)となるでしょう。
定率型
定率型は、借り入れ金額に対して一定の利率をかけて、事務手数料を算出するタイプです。
計算式は「借り入れ金額 × 〇%」となります。
3,000万円のマイホームを購入した場合、66万円(税込)の事務手数料を支払わなくてはなりません。
利率は一定であるものの、借り入れ金額が多いとその分事務取扱手数料の金額が高くなるのがデメリットです。
しかし、マイホームの金額が安ければ、その分得に感じるかもしれません。
とはいえ、得か損かでタイプを選ぶのは辞めておくほうが良いでしょう。
どのくらい借り入れするのかを、手数料のみで判断することも同様です。
融資を受ける際は、さまざまな要素を考慮する必要があるため、迷った場合は不動産会社にご相談ください。
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住宅ローンを組むときは事務手数料と保証料をセットで確認すべき?
最後に、住宅ローンを組むときは事務手数料と保証料をセットで確認すべきか否かについて解説します。
保証料の支払い方法とは?
保証料とは、先述のとおり事務手数料は金融機関に対して支払い、保証料は保証会社に対して支払う費用です。
保証料を支払っていれば、返済ができなくなった場合、保証会社が債務者の代わりに、一時的に支払いをしてくれます。
この保証料には、一括前払いと金利上乗せの2種類があります。
一括前払いのことを外枠方式と呼び、金利上乗せのことを内枠方式と呼ぶのが一般的です。
一括前払いとは、住宅ローンを契約する際に保証料全額を一括で支払います。
金利上乗せの場合、住宅ローンの金利に保証料の分が上乗せされ、毎月支払う方法です。
諸費用と毎月の返済額、どちらを抑えたいのかによって、適した方法が異なります。
また、返済期間が長いか短いかなどの違いによっても、選び方が変わってくるので、安易に決めないように注意なさってください。
それぞれに向いている方とは?
外枠方式に向いているのは、繰り上げ返済を考えている方です。
保証料を一括で前払いしたうえで繰り上げ返済をおこなった場合、条件によって保証料の一部が返還される可能性があります。
内枠方式に向いているのは、契約時の諸費用を抑えたい方です。
保証料を毎月の返済額に上乗せすれば、契約時に支払わずに済みます。
事務手数料型に向いているのは、返済期間が長い場合や、返済総額を小さくしたい場合です。
保証料型に比べ、一般的に適用される金利が低くなり、毎月の返済額を抑えることができます。
金利が低ければ、最終的な支払い総額も安くできるでしょう。
住宅ローンは長い期間、毎月支払っていく必要があるため「少しでも負担を減らしたい!」と思う方も少なくありません。
そのような場合は、事務手数料型を選ぶのがおすすめです。
違いがわからないまま選んでしまうと、結果的に損をする可能性があるため、じっくり検討すべきと言えます。
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まとめ
住宅ローンの事務手数料とは、借り入れする際の手続きや手間に対して支払う費用で、金融機関に対して支払うものです。
相場は金融機関によって異なり、定額型と定率型の2つのタイプがあり、違いや特徴を知ったうえで適したほうを選ぶ必要があります。
住宅ローンを組むときは、事務手数料と保証料をセットで確認するのがおすすめです。
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大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。