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こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
大切な不動産を売却するならば、できる限り高い価格でスムーズに売却したいと思う方がほとんどでしょう。
不動産をより良い条件で売却するためには、売却するタイミングを見計らう必要があります。
そこで今回は、不動産の売却を検討中の方向けに「市況」「税金」「季節」の3つの視点から、それぞれベストなタイミングの見計らい方を解説します。
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不動産を売却するベストタイミングはいつ?「市況」からの視点
不動産を売却するタイミングを見計らう際には、まず不動産の相場や金利などの「市況」を調べると良いでしょう。
不動産を売却するベストタイミングを見計らうための、市況からの視点について、以下に解説します。
不動産の相場
国土交通省が公表している「不動産価格指数」から、不動産の市場価格の相場や動向などを調べて、売却するタイミングを見計らいましょう。
不動産価格指数とは、2010年を平均値である100とし、不動産の取引状況をもとに指数化されたデータのことです。
住宅総合・住宅地・戸建住宅・マンション別に、それぞれ全国から都道府県別まで細かくデータ化されています。
毎月公表されていますが、四半期ごとに詳細がまとめられた資料があります。
不動産価格指数が上昇しているのであれば、不動産売却に適したタイミングです。
2023年4月に公表された不動産価格指数によると、2022年4月における住宅総合指数129.9に対し、2023年4月には住宅総合指数が134.9に上昇しました。
2010年以降、住宅総合指数は緩やかに上昇し続けている状態です。
なかでもマンションの市況は好調であり、2013年4月から、ほかの種類に比べて右肩上がりの状態が続いています。
このように売却したい不動産の物件についての相場や動向を調べて、売却のタイミングを見計らうと良いでしょう。
金利
住宅ローン金利の動きから、市況を見計らう方法もあります。
住宅ローン金利は、高金利よりも低金利の時期のほうが、不動産売却に適したタイミングであるといえます。
なぜならば、低金利だと利息が少なくなるため、買主が住宅ローンを組みやすいからです。
日銀の金融政策が始まった1999年から2023年現在まで、日本では低金利状態が続いています。
しかし、低金利時代は景気が悪い状態です。
世間の購買意欲は厳しくなり、不動産の市場動向が悪くなる場合もあります。
したがって、金利の動向だけで不動産を売却するタイミングを見計らうのはおすすめできません。
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不動産を売却するベストタイミングはいつ?「税金」からの視点
不動産を売却する際には、譲渡所得税や特別控除などの「税金」から考えるのも大切な視点です。
税金の面から考える不動産売却に適したタイミングを、以下に解説します。
所得税と住民税
不動産を売却して収益を得ると、譲渡所得税である所得税と住民税を納めなければなりませんが、売却するタイミングによって税率が変わる点に注意しましょう。
所得税と住民税は、不動産の所有期間によってそれぞれ税率が異なります。
不動産の所有期間が5年以下の場合は、短期譲渡所得といいます。
短期譲渡所得の税率は、39%(所得税30%・住民税9%)です。
一方で、家の所有期間が5年を超える場合は、長期譲渡所得といいます。
長期譲渡所得の税率は、20%(所得税15%・住民税5%)です。
なお、所有期間は取得した日から売却した日までの期間ではなく、売却した日の属する年の1月1日までの期間で計算します。
このように、不動産の所有期間によって税率は大きく異なります。
したがって、不動産売却を急ぐ必要がない場合は、税負担が軽くなるように、所有期間が5年を超えてから売却するのがおすすめです。
特別控除の特例
不動産を売却する際には、税金が控除される特例についても考慮しましょう。
マイホームを売却する際には、要件が満たされた場合に限り、売却して得た収益の3,000万円まで特別控除が適用されます。
つまり、3,000万円の特別控除が適用された場合、売却して得た収益が3,000万円を下回ると、所得税と住民税を納める必要がないのです。
マイホームの3,000万円の特別控除には期限が設けられていませんが、空き家の売却だと期限が設けられているため注意が必要です。
空き家になってから3年が経過する年の12月31日までに売却しなければ、特別控除は適用されません。
空き家になって3年を超えそうな不動産を所有している場合には、控除を受けるために、早めの売却を検討しましょう。
マイホームの軽減税率
マイホームを売却したときの1月1日の時点で、所有期間が10年を超えている場合には、さらに軽減税率が適用されます。
先述したように、不動産を売却した際の所得税と住民税の税率は、所有期間が5年以内だと39%、5年を超えた場合は20%です。
しかし、所有期間が10年を超えているマイホームを売却すると、売却価格が6,000万円までの部分は税率が14%(所得税10%・住民税4%)に軽減されます。
6,000万円を超える部分は、通常どおり20%(所得税15%・住民税5%)です。
したがって、マイホームの所有期間が10年を超えそうな場合には、10年を超えてから売却することをおすすめします。
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不動産を売却するベストタイミングはいつ?「季節」からの視点
不動産を売却する際には、人が動きやすい「季節」からの視点を考慮することも大切です。
不動産売却に適した季節について、以下に解説します。
新生活が始まるシーズン
不動産を売りに出しても、なかなか売れないと価格を下げなければならない恐れがあるため、需要が見込める新生活が始まるシーズンがおすすめです。
新生活が始まるシーズンとは、仕事や学校などの新年度と新学期である4月です。
新生活に合わせて転居を検討する方は多く、4月の入居を目指して、2月~3月は不動産市場が活性化します。
不動産売却を決意してから買主に引き渡すまでの平均期間は、3か月から6か月です。
不動産の状況によっては、さらに時間がかかるかもしれません。
2月〜3月の購入希望者を逃さないためには、遅くとも前年の12月頃から売却を依頼する不動産会社を探す必要があります。
売却を依頼する不動産会社を見つけたら、年明けの1月頃から売却活動を進められるようにしましょう。
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転勤シーズン
半期の決算が始まる10月は、多くの企業で人事異動があるため、転勤による引っ越しが多くなります。
転勤にあわせて新居を購入する買主が増えるため、春の新生活シーズンに次いで不動産の需要が高まるタイミングです。
4月のほうが需要が見込めますが、間に合わない場合には、10月の転勤シーズンを狙うのもおすすめです。
不動産売却に向かない季節とは
行事が多く、暑さ寒さの厳しい8月や1月は内覧希望者が減少し、不動産売却に適さないタイミングです。
ただし、この時期は親族で集まる機会が多いため、不動産売却に適した季節に向けて、売却の話し合いを進めると良いでしょう。
このタイミングで売却活動の方針を定め、売却の準備を整えることをおすすめします。
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まとめ
不動産を売却するタイミングを見計らうためには、一つの条件に限らず、「市況」「税金」「季節」などのあらゆる視点から考慮する必要があります。
大切な不動産をより高い価格でスムーズに売却するためにも、市況や所有期間、季節などから所有する不動産に適したタイミングを見計らい、売却を成功させてください。
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大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。