こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
審査基準を満たしていれば、シングルマザーでも住宅ローンを利用することは可能です。
そこで、シングルマザーが住宅ローンを利用するときに知っておきたい審査条件や、注意すべきポイントについて解説します。
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シングルマザーでも住宅ローンは利用可能?
住宅ローンはシングルマザーであっても、問題なく利用可能です。
シングルマザーである点が審査において不利になることはなく、あくまでも返済能力の有無で判断されます。
具体的には、以下のポイントが住宅ローンの審査では重視されます。
●借入時および完済時の年齢
●健康状態
●担保評価
●属性(勤続年数、年収、勤務先など)
勤続年数の長い方や正社員など、収入が安定していると判断されるため住宅ローンの審査でも有利です。
一方、派遣社員や自営業などは、正社員よりも審査が不利になる傾向にあります。
このように、シングルマザーであることが、住宅ローンの審査を妨げることはありません。
しかしながら、シングルマザーは家庭の事情などで非正規雇用で働く方も多いです。
正社員よりも返済能力が低いと見なされる、結果的に住宅ローンの審査でも不利になりやすい要因はあります。
約16%がマイホームを所有
厚生労働省の「令和3年度 全国ひとり親世帯調査結果」によると、15.9%のシングルマザーが本人名義のマイホームを所有していました。
賃貸物件に暮らしている方が半数以上を占めているものの、シングルマザーでも十分な収入があればマイホームを取得できることがわかります。
女性向けのサービスを提供する金融機関も
近年では、女性の社会進出が進んだことからシングルマザーだけでなく、独身女性でも住宅購入する方が増えています。
そのため、女性向けの住宅ローンサービスを提供する金融機関も現れるようになりました。
たとえば乳がんのような女性特有のがんになると、住宅ローンの返済が免除されるといったサービスが挙げられます。
万が一のときの備えが手厚くなるため、生命保険などほかの保障と合わせて活用するのがおすすめです。
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シングルマザーが住宅ローンの審査に通るための年収
シングルマザーが住宅ローンの審査を通過するためには、最低年収は200万円以上であることが目安です。
メガバンクなど大手金融機関の場合は、年収400万円以上と定めている場合もあります。
一方、年収100万円程度でも住宅ローンを組める金融機関もあるため、自身の属性や収入に応じて選択すると良いでしょう。
借入限度額の目安
金融機関によって借入限度額は異なります。
民間の金融機関は1億円、財形住宅融資は4,000万円が借入限度額の目安です。
さらに、この借入限度額は金融機関の取り扱い限度額であり、個人の借入限度額とは異なるためご注意ください。
たとえばフラット35なら8,000万円とされており、8,000万円以内でも実際のマイホーム取得費を超える額は借りられません。
個人の借入限度額は、年収の7倍〜10倍までが目安です。
年収400万円なら、目安は2,800万円〜4,000万円までになります。
ただし、実際の融資額は個別の審査によって決まり、年収以外の要素も考慮されます。
シングルマザーであることが不利に働くことはありませんが、年収に対して借入額が大きすぎると審査に通りにくくなるためご注意ください。
理想の返済比率は20%~25%
返済比率とは、年収に占める年間返済額の割合を意味します。
標準的な返済比率は30~35%とされており、年収400万円なら120万円〜140万円が目安です。
しかし、返済比率が30%を超えると返済の負担が重くなるおそれがあります。
無理なく返済できる理想的な比率は、20%~25%を目安にすると良いでしょう。
返済比率にゆとりがあれば、住宅ローンの審査も通りやすくなります。
ほかの借金の有無に注意
住宅ローン単体では返済比率に問題なくても、ほかの借金を返済中のときには注意が必要です。
返済比率はマイカーローンや教育ローンなどもすべて合算したうえで算出するためです。
また、クレジットカードのリボ払いなども金額に含めるため、ほかに借金がある状態では借入可能額も少なくなってしまいます。
そのため、住宅ローンの審査を受ける際はほかの借金の有無を確認するとともに、可能な範囲で返済を進めておきましょう。
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健康状態も審査される
住宅ローンの審査基準には、健康状態も含まれています。
多くの金融機関では団体信用生命保険の加入を必須としており、保険の加入条件を満たす健康状態でなければならないためです。
健康状態に不安がある場合には、加入が任意のフラット35の利用を検討してみてください。
あるいは、加入条件が緩和されているワイド団信を利用する方法もあります。
このほか、一部の金融機関でも団信への加入が任意の住宅ローンを取り扱っているため、自身の健康状態に応じて選択することが大切です。
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シングルマザーが住宅ローンの審査を受ける際のポイント
シングルマザーが住宅ローンを利用する際は、審査を有利に進めるためのいくつかのポイントがあります。
まとまった頭金を用意する
住宅ローンだけで購入資金をまかなうフルローンは、審査も厳しくなる傾向にあります。
そこで、まとまった頭金(自己負担金)を用意し、借入額を少なくすることがポイントです。
審査に通過しやすくなるだけでなく、月々の返済額や総支払額も少なく抑えられるなど、経済的なメリットもあります。
頭金支払いの注意点
頭金は多ければ多いほど、住宅ローンの総支払額は抑えられます。
しかし貯金を使い果たしてしまうと、万が一のときに生活が困窮する恐れがあるため注意してください。
生活費は充足していても、子どもの教育費が不足する事態も考えられるでしょう。
最低限の備えとして、3か月〜6か月分の生活費は手元に残しておくことが重要です。
勤続年数は1年以上
住宅ローンの審査にあたっては、前年度の収入をベースにおこなわれます。
そのため、原則として勤続年数は1年以上であることが望ましいです。
したがって、勤続年数は1年以上になるようにしましょう。
なお、勤続年数が1年未満でも、同じ業種・職種間での転職であれば前職との勤務年数を合算して審査される場合もあります。
一方、同じ業種・職種でも短期間で転職を繰り返しているケースでは、収入が安定しないと判断されることがあるためご注意ください。
購入物件に問題があるケースも
収入や勤続年数は条件を満たしていても、購入物件に問題があると審査に通らない可能性があります。
住宅ローンは、購入物件に抵当権を設定して担保としています。
そのため、担保としての価値が低い不動産は住宅ローンの審査に落ちたり、通ったとしても融資額が減額されたりする可能性が高いでしょう。
たとえば、以下に該当する不動産にはご注意ください。
●耐震基準や接道義務を満たしていない
●築年数が古く担保評価が低い
これらは中古住宅に該当するケースが珍しくありません。
そこで中古住宅を購入する際は、現行の建築基準を満たしているかどうかもチェックすべきポイントです。
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まとめ
シングルマザーが住宅ローンを利用するときに知っておきたいポイントについて解説しました。
住宅ローンの審査は返済能力が重視されるため、シングルマザーであるかどうかは関係ありません。
また、借入限度額いっぱいで融資を受けるのではなく、無理のない返済計画を立てることもポイントです。
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大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。