こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産です。
一戸建てには床の間が設置されている場合がありますが、具体的にどのようなものか知っている方は多くないでしょう。
そこで今回は、床の間とはどのような機能性を持っているのか、解説していきます。
また、種類や活用方法なども解説していくので、今後の参考にしてみてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
海老名市の売買物件一覧へ進む
床の間とは
そもそも床の間は、何を目的に使用するものなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
和室にあるスペース
床の間とは和室の一角にあるスペースを指します。
多くの場合は壁面にあり、畳よりも一段高い状態で設置されています。
和室をイメージしたとき、掛け軸や盆栽などが飾られている風景が思い起こされないでしょうか。
床の間にはこれらが設置されているケースが多いです。
一段高く造られているため、畳とは独立した形のスペースになっています。
歴史
もともとは室町時代に押板が流行したのがきっかけです。
押板とは、板の上に直接美術品を飾るためのものでした。
その後は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて、身分が高い方の定位置を高くするための「上段の間」と呼ばれる考え方が流行します。
その結果、押板と上段の間の文化が徐々に融合していき、現在の「床の間」へと進化していったのです。
当初は現在とは異なる考えのもとで生まれたものですが、古くからの文化の名残が現代でも生き続けています。
そもそもの目的と用途
そもそも何のために床の間を使用するのか、イメージできない方は多いでしょう。
実際の目的として、現代においては主に掛け軸や生け花など、さまざまな美術品を飾るために使用されています。
先述したように、押板と上段の間の文化が融合して生まれたものです。
押板の用途である「美術品を飾る」上段の間の文化である「上の位置にあげる」などの考えが融合しているため、現代の用途にも反映されているといえるでしょう。
とくに明確な使用方法が決まっているわけではありませんが、多くの場合はお客さんをもてなしたり、部屋を美しくしたりする目的で活用されているスペースです。
▼この記事も読まれています
神奈川県厚木市の口コミで高評価な美容室!おすすめ3選をご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
海老名市の売買物件一覧へ進む
一戸建てにある床の間の種類
古くからの伝統が関わっているスペースであると解説してきましたが、実はいくつかの種類があるのをご存じでしょうか。
以下でどのような種類があるのか、それぞれの特徴に触れながら解説していきます。
幅広い種類がある
一見すると同じようなスペースに見えても、広さや高さなどはさまざまです。
たとえば奥行きがあるものでは、およそ90㎝以上のスペースを取っていますが、なかにはあえて奥行きを50㎝程度に抑え、コンパクトにしているものもあります。
そもそもどの程度の広さを取れるのかは、部屋の大きさによって異なるものです。
本床
いろいろな種類がありますが、そのなかでも代表的なのが「本床」です。
これは数あるなかでももっとも格式高く、現在流行しているスペースの原型になったと言われています。
そのため、一般家庭の和室はもちろん、旅館をはじめとする宿泊施設で見かける機会も多いです。
本床は滑らかで美しい見た目をしていますが、これは表面に化粧横木である「床框」が使用されているからです。
艶のある綺麗なスペースは高級感があり、まさに日本の伝統文化の素晴らしさを感じさせます。
また、本床には飾り棚、付書院なども揃っている点も特徴的です。
置き床
置き床の特徴は、移動式の床を設置してスペースを作っている点です。
正確には床の麻の代用品として使われています。
移動式の床を壁側に設置するだけで、格式高い和室の雰囲気を演出できるため、どの家庭でも取り入れられる種類として人気です。
また、一般的に置き床に使用されるのは、横幅が1m程度の床です。
置き床はとくに使用方法が決まっておらず、自由度が高いと定評があります。
和室の定番である掛け軸を取り入れるのはもちろん、小物や絵画などを飾ったり、各々の自由な発想で部屋のなかを演出できるのが魅力です。
踏込み床
踏込み床は、部屋の壁側に奥行きのあるスペースを設けて、そこに板を設置します。
高さは座敷と同じになるため、他とは違い高低差がありません。
また、奥行きがあるため収納スペースのような形でも利用できます。
ここまでで触れてきた種類は、床との高低差があるものでした。
そのため踏込み床は格式としては低くなりますが、地板を設置して木目をより引き立たせられるメリットがあります。
▼この記事も読まれています
材質による窓の断熱性能を比較!アルミサッシと樹脂窓についても解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
海老名市の売買物件一覧へ進む
一戸建てにある床の間の有効活用方法
せっかく格式高いスペースがあるなら、一戸建てで有効活用したいものです。
一戸建てをより魅力的な空間にするためにも、どのような活用方法があるのかを見てみましょう。
収納スペースにする
もっとも定番なのが、収納スペースにする有効活用方法です。
一段高くなっているスペースに、自室にある小物やインテリア用品を設置するだけで、おしゃれな和室としての空間が仕上がります。
普段和室で寝る機会が多い場合は、そこに照明器具を設置するのもおすすめです。
端の壁沿いにあるスペースのため、普段から設置していても邪魔になりません。
また、とくに設置したい物がない場合は、単なる収納スペースにするのも良い方法です。
たとえば買い物で購入した食料品をまとめて置いたり、災害時の非常食を管理する場所にしたりなどです。
おしゃれ感はなくなってしまいますが、かさばりやすいものを保管する場所がない場合、とても役に立つでしょう。
押し入れやクローゼットなどの収納スペースが足りない場合は、一部の私物を移動させれば問題ありません。
見た目を気にしたい場合は、簡単なカーテンやのれんなどの設置がおすすめです。
来客がある際に、布でさっと隠せるようになるため、とても機能的に感じられるでしょう。
趣味のスペースにする
趣味のスペースとして活用する方法もあります。
たとえばトレーニングを趣味としており、ある程度スペースに幅がある場合は、トレーニングマシンの設置がおすすめです。
最近はコンパクトに折りたためるトレーニングマシンも増えているため、体を鍛えるときの有効活用方法として役に立ちます。
トレーニングマシンは部屋に設置すると邪魔になりがちなので、あえて一段高いスペースに移動させれば安心です。
また、カメラやイラストなどが趣味の場合は、自分の作品を飾るスペースにするのも良いでしょう。
この方法なら作品が増える度に、部屋のなかがどんどん豊かになります。
おしゃれ感の演出も可能となるため、インテリアにもこだわりたい方におすすめです。
基本的にはどのような趣味がある方でも、アイデアがあれば自由にスペースを使えるでしょう。
作業スペースにする
作業スペースにする方法もあります。
とくにリモートワークをしている場合、あえて床の間を作業用の場所にすれば、仕事をするための空間として成り立ちます。
自室を作業スペースにしてしまうと、集中力が途切れてしまったり、仕事が休みの時でも気持ちが落ち着かなかったりなど、さまざまな影響が考えられるでしょう。
そこで、自分の部屋と作業スペースを分けられれば、自宅でオンオフの切り替えがしやすくなります。
最低限の広さがあれば、パソコンや書斎などを設置できるので、作業をするには充分と考えられるでしょう。
家で何かしらの作業をする機会が多い場合は、この方法を考えてみてください。
▼この記事も読まれています
一戸建て建築費はどれくらい高騰したのか?理由や今後の見通しについて解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
海老名市の売買物件一覧へ進む
まとめ
一戸建てに床の間があると、さまざまな用途に活用できます。
収納スペースにしたり、作業に集中するための空間にしたりなど、工夫次第でより住み心地の良い空間に変化するので、ぜひ今回解説した方法を試してみてください。
『仲介手数料無料で新築戸建て購入するなら』
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
海老名市の売買物件一覧へ進む
大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。