こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
家のリフォームを検討している方のなかには、材質によって窓の断熱性能はどのくらい変化するのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、アルミサッシと樹脂窓の特徴をご紹介してそれぞれの断熱性能を比較していきますので、リフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
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まずは、アルミサッシの特徴と断熱性能をご紹介していきます。
また、メリット・デメリットもあわせて解説していきます。
アルミサッシとは?
アルミサッシとは、アルミを使い作られた窓枠で、一般的な建物で一番よく使われているタイプです。
国内でのシェア率は80%にも上ると言われており、高い人気を誇っています。
アルミサッシの特徴
アルミサッシの特徴は大きく分けて4つあります。
1つ目は、軽量で頑丈である点です。
アルミでサッシは文字どおりアルミで作られているため、非常に軽量で取り扱いが簡単です。
また、軽量でありながら一定の強度があるため、耐久性に関する心配もいりません。
2つ目は、安価である点です。
アルミサッシの交換は、10〜50万円が相場価格となっており、比較的少ない費用でリフォームが行えます。
3つ目は、腐食やサビに強いという点です。
アルミは、酸化を防ぐ薄い膜を自己生成できるため、非鉄金属のなかでも高い防錆性能を持っています。
そのため、腐食しにくく長期間使用することができます。
アルミサッシを利用するメリット
アルミサッシを使用するメリットを2つご紹介します。
1つ目は、価格が安いという点です。
樹脂サッシは価格が高いため、新築で家を建てるときやリフォーム時に多くの費用がかかりますが、アルミサッシは安価で手に入るのでより少ない費用で工事ができます。
2つ目は、軽くて丈夫という点です。
アルミでできているので軽量で、腐食やサビに強く、長期間使用することができるうえ窓の開閉もラクラク行えます。
価格も安く長期間使用できるため、コストパフォーマンスの面でも大きなメリットとなります。
アルミサッシを利用するデメリット
アルミサッシを使用するデメリットは、断熱性能が低いという点です。
安価で耐久性のあるアルミサッシですが、金属でできているため伝導性が高く、断熱性能の点では樹脂サッシに劣ります。
断熱性能の低いアルミサッシは、夏や冬の寒い時期になると外気の影響を受けて結露の原因にもなります。
また、カビや埃を放置しているとサビや腐食が進み耐久性が落ちてしまうので、こういった点がデメリットです。
樹脂サッシの特徴と断熱性能について
続いて樹脂サッシの特徴と断熱性能をご紹介していきます。
樹脂サッシとは
樹脂サッシは、塩化ビニル樹脂という素材を主に使った窓枠です。
身近なところでいうと、フライパンの持ち手部分や雨どいの素材として使用されているため、イメージはしやすいでしょう。
この樹脂サッシのシェア率は、国内で10%以下と言われており、アルミサッシと比べてシェア率は大幅に低くなっています。
ただし、窓断熱の欧州や寒冷地では高いシェア率を誇っており、国内でも年々シェア率を高めています。
樹脂サッシの特徴
樹脂サッシの特徴は大きく3つあります。
1つ目は、断熱性能が高いという点です。
樹脂サッシはアルミサッシと比較して1,400倍も熱伝導率が低いといわれており、高い断熱性能を誇ります。
そのため、夏場や冬場でも外気の影響を受けづらく、結露なども発生しにくくなっています。
2つ目は、アルミ以上にサビや腐食に強いという点です。
素材が樹脂なので酸化するスピードがアルミよりも遅く、サビにくくなっています。
また腐食にも強いため、潮風にあたる海沿いの家でも使用できるといった特徴があります。
3つ目は、防音性・気密性が高いという点です。
寒冷地でよく使用されるだけあって気密性が高く、冬場も暖かく過ごすことができます。
くわえて防音性能も高く、窓の素材に複合ガラスを利用するとさらに防音性を高められます。
樹脂サッシを利用するメリット
樹脂サッシを利用するメリットは大きく3つあります。
1つ目は断熱性能の高さです。
アルミサッシと比較して1,400倍も断熱性能が高いので、断熱性を求めるのであれば樹脂サッシの方が優れていると言えます。
また近年、日本では気温の変化が大きくなってきているため、外気温の影響を受けにくいアルミサッシを利用することは大きなメリットでしょう。
2つ目は、腐食に強い点です。
アルミサッシも一定の防腐性能を有していますが、樹脂サッシと比較すると性能は落ちるので、潮風のあたる海沿いでの使用には向いていません。
そのため、海沿いに家がある方は樹脂サッシを使用することをおすすめします。
3つ目は、結露しにくいという点です。
結露しにくい窓枠を利用することでカビの発生を抑えられるため、掃除の手間を減らすことができます。
樹脂サッシを利用するデメリット
樹脂サッシのデメリットも大きく3つあります。
1つ目は、コストがかかるという点です。
安価なアルミサッシと比較すると価格が約2倍なので、費用の面ではデメリットとなります。
シェア率の低さからわかるように、工事できる業者が比較的少なく、素材の確保に時間がかかることもあるためコストが高くなっています。
2つ目は、アルミサッシと比較して強度が落ちる点です。
腐食やサビに強い樹脂サッシですが、アルミサッシと比較すると強度は落ちてしまいます。
また紫外線に弱いという特徴もあるため、日差しが強い場所での利用には向いていません。
ただし、紫外線に弱いといっても30年ほどは品質を維持できるので、そこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
3つ目は、操作性が悪いという点です。
強度を保つため作りが厚くなっているので、開閉時に重みを感じやすいといったデメリットもあります。
しかし、技術の進歩によって厚みが薄くなってきているため、重量に関してもそこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
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複層ガラスの特徴と断熱性能について
家の断熱性を高めるのは窓枠だけでなく、窓自体の性能も大きく影響します。
ここでは、高い断熱性能を誇る複層ガラスをご紹介していきます。
複層ガラスとは
複層ガラスとは、文字どおり複数の層があるガラス窓です。
窓の層を複数にすることで、窓内部に空気の層を作り断熱性能を高める仕組みです。
複層ガラスには、2枚のガラスで作られる「ペアガラス」や3枚のガラスが使われる「トリプルガラス」などがあり、枚数が増えるほど断熱性能が高くなるという特徴があります。
複層ガラスを使用するメリット
複層ガラスを利用するメリットは大きく2つあります。
1つ目は、断熱性能の高さです。
断熱性能が高いといわれる樹脂サッシよりもさらに断熱性能が高くなっているので、断熱性能を高めたい方には複層ガラスの利用をおすすめします。
また、断熱性能が高いことで結露が発生しにくい点もメリットと言えます。
2つ目は、頑丈な点です。
複数のガラスを利用しているのでガラス自体が頑丈なのはもちろん、ガラスを保護するために強固な作りになっているため高い強度を誇ります。
複層ガラスを使用するデメリット
デメリットとしては、コストの高さがあげられます。
他のサッシよりも構造が複雑で性能が高い分、価格も高いことが特徴です。
複合ガラスは、1枚あたり3〜5万円ほどの費用がかかるので、家中に複合ガラスをつけるとなれば大きな金額となってしまうため、この点がデメリットとなります。
まとめ
アルミサッシと樹脂窓の断熱性能の違いや、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
それぞれ比較したことでわかるように、窓の材質や構造によって断熱性能は大きく変化します。
そのため、家の断熱性能を高めたい方は窓枠にも気を使い工事をおこなってください。
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