こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産です。
神奈川県のなかでは新しい市である「綾瀬市」をご存じでしょうか。
綾瀬市は「緑と文化が薫るふれあいのまち あやせ」をスローガンに掲げる、自然と都市のバランスが良い自治体です。
今回は、綾瀬市へのお引っ越しをご検討中の方に向けて、綾瀬市の概要や住みやすさを解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬市の売買物件一覧へ進む
綾瀬市の概要
綾瀬市は1978年11月に市制が敷かれた、神奈川県でもっとも新しい市です(2023年現在)。
それまでは綾瀬町として、高座郡に属していました。
高座郡は『日本書紀』にも登場する由緒ある地域で、相模川と境川に挟まれた自然豊かな平野が特徴です。
綾瀬市もまた、かつては農業の盛んな地域でした。
現在は都市化が進み、大型商業施設をはじめ、多くの店舗がオープンしています。
綾瀬市は温暖な気候であり、のんびりとした雰囲気の街並みが特徴です。
「綾瀬」という地名の由来は諸説あり、蓼川・比留川・目久尻川の瀬(支流)が綾をなす(交差する)地域であるため、蓼川の旧名が綾瀬川であるため、地域の特産が綾織であったためだといわれています。
なお、東京都内にも「綾瀬」が付く地名・駅名があるため混同されやすいのですが、「綾瀬市」は神奈川県です。
数字で見る綾瀬市
2023年12月時点の綾瀬市の人口は約8万3千人、世帯数は約3万6千世帯となっています。
2013年12月の人口が約8万4千人であるため、直近10年間はほぼ人口が横ばいの状態です。
綾瀬市の面積は22.14㎢であり、隣接する海老名市(26.59㎢)・大和市(27.09㎢)と比べ、特別狭いわけではありません。
しかし人口を比較すると、綾瀬市の約8万3千人に対し、海老名市は約14万人、大和市は約24万3千人となっています(いずれも2023年12月時点)。
実は綾瀬市の面積の約18%は、厚木基地(厚木海軍飛行場)の敷地です。
このエリアには一般市民は居住できないため、実際に使用できるエリアは総面積の8割ほどとなっています。
なお、厚木基地は、厚木市にはありません。
厚木基地の敷地の約78%は綾瀬市、残りは大和市にあります。
綾瀬市の住みやすさを考える際に、多くの方が気にするのが厚木基地の存在でしょう。
飛行機の音や振動などの影響を受ける可能性があるため、住宅防音工事の助成がおこなわれています。
お引っ越しをされる地域が助成の対象となるかどうかは、防衛省南関東防衛局の担当窓口までお問い合わせください。
厚木基地の騒音問題や、後述する鉄道事情などから、綾瀬市の土地は周辺の自治体より購入しやすい価格となっています。
あまり騒音が気にならない方や、自家用車を利用する方には、お得なエリアかもしれません。
▼この記事も読まれています
神奈川県厚木市の口コミで高評価な美容室!おすすめ3選をご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬市の売買物件一覧へ進む
住環境から考える綾瀬市の住みやすさ
長く快適に暮らすためにも、そのエリアの住環境は重要です。
ここでは、綾瀬市の買い物環境・交通アクセス・子育て環境をご紹介します。
綾瀬市の住環境①買い物環境
綾瀬市は、都市としての機能性や利便性を高め、住環境を良くするために「タウンセンター計画」を進めています。
この計画により、市の中心部には多くの飲食店が立ち並び、2005年3月には大型ショッピングセンター「綾瀬タウンヒルズSC」がオープンしました。
綾瀬タウンヒルズSCは20年近く地元の方々に愛されてきましたが、契約の満了などにより、2025年3月に廃業する予定です。
跡地周辺は再開発され、2027年を目安に新しい商業施設のオープンを目指しています。
綾瀬タウンヒルズSC周辺は種類を問わず店舗が多く、住宅街ではスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが営業しているため、過渡期に引っ越す場合でも日常の買い物には困らないでしょう。
綾瀬市の住環境②交通アクセス
綾瀬市内には、鉄道の駅はありません。
ただし綾瀬市の端のほうに引っ越す場合は、座間市にある「さがみ野駅」、海老名市にある「かしわ台駅」、大和市にある「相模大塚駅」、藤沢市にある「長後駅」を利用できる可能性があります。
通勤・通学先まで電車を利用したい方は、エリアをよく検討したうえで綾瀬市に引っ越すと良いでしょう。
駅がない分、綾瀬市ではバス便が整備され、市外の駅や市内各地に向かうために多くの方が利用しています。
かしわ台駅までバスで行けば、横浜駅までは乗り換えなしで約35分、品川駅までは乗り換え1回で約1時間10分です。
綾瀬市の交通環境で近年特筆すべきニュースは、2021年に綾瀬スマートインターチェンジが開通したことです。
車での交通の便が良くなったため、綾瀬市の住環境も変化していくかもしれません。
綾瀬市の住環境③子育て環境
綾瀬市は自然が多く、子どもがのびのびと遊べる環境です。
海賊船のような大きな船の遊具が目印の「光彩公園」や、長いローラー滑り台を楽しめる「城山公園」、さまざまな滑り台が用意されている「綾南公園」など、子どもが遊べる公園が充実しています。
自治体も子育て支援に力を入れており、医療費や子育て用品の購入費用を助成したり、認可保育所を充実させたりと、ファミリー層が暮らしやすい自治体を目指しています。
また高等学校や専修学校の生徒を対象とした「綾瀬市奨学金条例」に基づく独自の奨学金制度を導入している点も、綾瀬市の子育て支援の特徴のひとつです。
▼この記事も読まれています
材質による窓の断熱性能を比較!アルミサッシと樹脂窓についても解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬市の売買物件一覧へ進む
綾瀬市の住みやすさに関するクチコミ
ここまで綾瀬市の住みやすさに関するさまざまな情報をご紹介しましたが、古くから「百聞は一見に如かず」と言います。
ご自身の目で住みやすさを判断されるほうが良いのですが、綾瀬市に足を運びづらい方もいることでしょう。
そこで最後に、綾瀬市の住みやすさの判断材料のひとつとして、実際に綾瀬市に住んでいる方のクチコミをご紹介します。
買い物環境に関するクチコミ
買い物環境に関しては、ポジティブなクチコミが多く寄せられています。
●スーパーマーケットが多く、買い物に不自由しない
●店舗が増えてにぎやか
買い物環境に関するネガティブなクチコミは、確認できませんでした。
交通アクセスに関するクチコミ
交通アクセスに関するクチコミでは、駅がないことに対するネガティブな意見が多く寄せられました。
●バイクや自動車がないと不便
●バス便しかない
その一方で、次のようなクチコミも寄せられています。
●海老名駅まで行きやすい
●バス停から数分の物件が多く、利便性が高い
近隣市町村寄りのエリアに住んでいる方や、バス便に抵抗がない方は、交通アクセスがそこまで気にならないようです。
子育て環境に関するクチコミ
子育て環境に関しては、ネガティブなクチコミは寄せられませんでした。
医療費の助成制度に所得制限がない点や、子育て制度がしっかりしている点などが評価されているようです。
そのほかの住みやすさに関するクチコミ
住みやすさに関するネガティブなクチコミで多いのが、厚木基地の騒音問題です。
「飛行機の離発着の音が気になる」との声が寄せられていました。
また市の防災無線の音が大きく、エリアによっては窓を開けられない、テレビの音が聞こえない、早朝からうるさいなどのトラブルが生じているようです。
気になる方は、防災無線の位置を確認してからお引っ越し先を決めると良いでしょう。
綾瀬市の特産品である「高座豚」を飼育するにおいが気になる、とのクチコミも見られます。
一方、綾瀬市の住みやすさに関するポジティブなクチコミは、下記のとおりです。
●国際色豊かで人が優しい
●不動産価格が安く、都会からの移住先にうってつけ
「住んでいる方の人柄が良い」「不動産価格が安い」といったクチコミは、複数寄せられていました。
あくまでもクチコミを書いた方の主観ではありますが、同じ意見が複数寄せられていることから、人が優しい、不動産を購入しやすいなどの特徴のある地域だといえるでしょう。
▼この記事も読まれています
一戸建て建築費はどれくらい高騰したのか?理由や今後の見通しについて解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬市の売買物件一覧へ進む
まとめ
綾瀬市は、神奈川県の中で新しい市です。
鉄道の駅がない、厚木基地の騒音が気になるなどの懸念点はありますが、その影響で不動産価格は安い傾向にあります。
自家用車を利用する方やあまり音が気にならない方にとっては、お得な地域だといえるでしょう。
子育て制度が充実しているなどのクチコミも多く寄せられているため、子育てファミリーも住みやすさを感じられるエリアです。
『仲介手数料無料で新築戸建てを購入するなら』
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
綾瀬市の売買物件一覧へ進む
大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。