こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
マイホームの購入にあたり、多くの方が住宅ローンを利用します。
しかし長い返済期間において、収入の減少など予想外の事態に見舞われることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、住宅ローンの借り方に関連した失敗例や対策について解説します。
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住宅ローンの借り方にまつわる失敗例
住宅ローンの審査に通過しマイホームを手に入れたあとは、月々の返済がスタートします。
しかし住宅ローンを利用する段階で、さまざまな要因により失敗してしまうこともあり注意が必要です。
では、住宅ローンの借り方における失敗例にはどのようなものがあるのか、対策のポイントとともに見ていきましょう。
頭金に関する失敗
頭金に関する失敗は、少なすぎたパターンと頭金の用意に時間をかけすぎた・貯金を使い果たしてしまったパターンの2種類に分けられます。
頭金が少ないとリスクが増える
これまでは、頭金を用意し、残りの金額を住宅ローンで賄う方法が主流でした。
しかし低金利の影響もあり、近年は頭金を用意せず、フルローンで住宅を購入する方が増えています。
住宅ローンの借入額が大きいほど月々の負担も重くなるため、滞納リスクに注意が必要です。
もう一つ気を付けたいのが、数年でマイホームを手放さなければならなくなったときです。
たとえば離婚によりマイホームを売却したくても、フルローンで取得した物件は、売却金でローンの残債を完済できないオーバーローンになってしまうケースも少なくありません。
多すぎる頭金にも注意
頭金を多く用意できれば、月々の返済負担は軽くなり、短期間で売却することになっても売却金で完済できる可能性が高まります。
ただし、頭金を貯めるのに時間をかけすぎてしまえば、その間に賃貸物件へ支払う家賃総額が増えてしまうでしょう。
また、頭金の支払いに貯金を使い果たしてしまい、生活が苦しくなることもあります。
病気やケガなどで収入が減少してしまったときに備え、半年~1年分の生活費は確保しておきましょう。
諸費用に関する失敗
マイホーム購入時には、物件代金以外にも、登記手続きにかかる費用や仲介手数料といった諸費用が発生します。
諸費用の金額は、新築物件で物件価格の3~7%、中古物件で6~10%が目安です。
たとえば3,000万円の新築住宅なら90~210万円の諸費用が発生しますが、考慮せずに予算計画を立てていた失敗例があります。
諸費用を住宅ローンに組み込むこともできますが、その分だけ月々の返済負担が重くなる点にご注意ください。
諸費用まで考慮した購入予算を立てることが大切です。
返済期間に関する失敗
月々の返済額を抑えるため、返済期間を長くしすぎてしまうのもよくある失敗です。
返済期間が長引くと、それだけ予想外のトラブルが発生するリスクが高くなります。
住宅ローンを組んだタイミングによっては、定年退職後も返済が続くかもしれません。
完済時の年齢を計算し、定年を過ぎる場合は繰り上げ返済のための資金を用意すると良いでしょう。
金利に関する失敗
住宅ローンには、大きく分けて変動金利型と固定金利型があります。
変動金利型は低金利であるものの、景気の動向によっては金利が上昇するリスクがあるタイプです。
固定金利は借り入れ時の金利が完済まで続き、比較的金利は高いものの返済計画を立てやすいメリットがあります。
借り入れ時点で金利が優遇されているのは変動金利型ですが、返済可能額の上限で借り入れをすると、金利の上昇時に返済できなくなるかもしれません。
金利上昇による失敗を避けたい、借り入れ時点で総返済額を確定させたい場合には、固定金利型を選んだほうが良いでしょう。
ボーナス返済に関する失敗
ボーナス返済を活用すると、効率的に住宅ローンの返済を進められます。
しかしボーナスの有無は会社の業績に左右されるため、必ずしも得られる収入ではありません。
また、転職などでそもそもボーナスが支給されなくなることもあるでしょう。
ボーナスに頼った返済計画を立てると、何らかの理由でボーナスがなくなったときに滞納しやすくなります。
そのため、住宅ローンを組む際は、なるべく月々の返済で賄える範囲の借り入れに留めるのがポイントです。
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住宅ローンを借りる前の失敗例と対策
住宅ローンの返済期間や金利などを十分に吟味しても、借りる前の条件が原因で審査に落ちてしまうことがあります。
住宅ローンを借りる前の行動に起因する失敗例や、その対策をご紹介します。
返済中の他のローンがある
住宅ローンの審査では、年収に占める年間返済額の割合(返済負担率)が重視されます。
フラット35の場合、返済負担率は30~35%が目安です。
しかし年間返済額には、住宅ローンの返済額だけではなく、車のローンや奨学金、クレジットカードのリボ払いといった他のローンも含まれます。
返済中の他のローンが原因で、住宅ローンの審査に落ちてしまったり、借り入れ可能額が少なくなったりするような失敗例に注意が必要です。
住宅ローンを組むときには、他のローンをなるべく完済しておくようにすると良いでしょう。
ブラックリストに載っている
過去にローンなどを滞納していた場合、その履歴が信用情報(いわゆるブラックリスト)に残ります。
登録された金融事故の内容によっては、住宅ローンの審査に通りにくくなってしまいます。
うっかり滞納しやすいもので気を付けたいのが、携帯電話の利用料金です。
スマートフォンを機種代込みの料金で利用している場合、機種本体はローンで支払っています。
このケースはローンの滞納に該当するため信用情報に登録され、住宅ローンの審査にも影響を及ぼすでしょう。
ただし、金融事故から5年~10年ほど経つと、登録内容は削除されます。
滞納しないことが大切ですが、すでに滞納歴がある方は、購入を数年先まで延ばすことも検討しましょう。
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住宅ローンを借りた後での失敗例と対策
住宅ローンを借りた後でも、思わぬ形で失敗してしまうことがあります。
借りた後に考えられる失敗例や、対策を見ていきましょう。
住宅ローンの返済中に退職した
近年は共働きが増えており、住宅ローンも夫婦2人分の収入で利用しているケースが少なくありません。
しかし住宅ローンを組んだ後に、出産や育児を理由として退職や時短勤務せざるを得ないこともあります。
子育てにかかる支出は増える一方、収入は減ってしまうため住宅ローンの返済が困難になるリスクに注意が必要です。
また、病気やケガで働けなくなるリスクもあります。
団信や生命保険などを活用しながら、病気などのリスクに備えることも大切です。
確定申告を忘れた
住宅ローンを組んでマイホームを購入したとき、一定の要件を満たしていれば住宅ローン控除を利用できます。
最長で13年にわたり税の優遇措置を受けられますが、利用にあたっては確定申告が必要です。
しかし源泉徴収の対象である会社員のなかには、確定申告の習慣がないため手続きを失念してしまうなどの失敗例があります。
住宅ローンを組んだときには、翌年2月中旬~3月中旬の確定申告を忘れずにおこないましょう。
無理な繰り上げ返済をしてしまった
繰り上げ返済をおこなうと、総返済額を減らせます。
しかし無理な繰り上げ返済により、手元の資金が不足する失敗に注意が必要です。
たとえば車の買い替え資金が不足してしまい、住宅ローンよりも高い金利のローンを利用しなければならないといったケースが考えられます。
まとまった資金が手元にあるときでも、他の予定や急なトラブルによる支出を想定したうえで繰り上げ返済をおこないましょう。
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まとめ
多くの方が住宅ローンを利用してマイホームを購入しますが、失敗を避けるためには、借り方だけでなく、借りる前・借りた後の行動にも気をつける必要があります。
借り方では契約内容をよく吟味すること、借りる前では他のローンの残高や滞納歴を確認すること、借りた後では無理のない返済を続けることなどが失敗を避けるポイントです。
住宅ローン以外の支出や予想外の事態もシミュレーションしたうえで、無理なく返済を進められる資金計画を立てましょう。
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大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。