こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
一戸建てに長く暮らすためには、修繕などの定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、近年は自然災害も増えているため、屋根などに何らかの被害が生じたときにはその対応も必要となるでしょう。
そこで今回は、一戸建ての屋根修理に適したタイミングや費用相場について解説します。
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一戸建ての屋根修理に向いている時期
一戸建てでは、高い位置にある屋根が劣化していてもその変化に気づきにくいものです。
だからこそ、適切な時期におこなうメンテナンスが欠かせません。
そこで、自身の住む一戸建てにはどのような建材が使用されているのかを把握しておきましょう。
一戸建てに用いられる屋根材には、おもに以下の3種類があります。
●スレート
●瓦
●ガルバリウム(金属)
それぞれの特徴や屋根修理のタイミングを見ていきましょう。
スレート屋根
スレートとは、粘板岩を板状に加工した建材のことです。
しかし天然のスレートは価格が高いため、日本ではセメントでできた化粧スレートが主流となっています。
この化粧スレート屋根の耐用年数は、15年~20年です。
軽量で耐震性に優れており、色やデザインも豊富な特徴があります。
しかしメンテナンスを怠ると、ひび割れや反りが生じやすくなるので、10年~15年ごとの塗装が推奨されています。
スレートの屋根修理で気を付けたいのが、専門業者でも見落としてしまうことのあるヘアークラック(細いヒビ)です。
また、古い化粧スレートはアスベストが含まれている場合があり、屋根修理にあたってはアスベスト対策もおこなわなければなりません。
瓦屋根
瓦にはいくつかの種類があり、素焼きや陶器のものだと耐用年数は50年を超えます。
しかし実際には雨風の影響や経年劣化による色褪せが生じるため、スレート屋根と同様に10年~15年のタイミングで何らかのメンテナンスが必要となるでしょう。
瓦屋根で起こりやすい不具合には、瓦の割れやズレなどが挙げられます。
ただし、小さな不具合は部分修理で対処できることが多いので、定期的に屋根の状態を点検することが推奨されます。
ガルバリウム屋根
金属でできたガルバリウムは耐久性があり、従来のトタン屋根よりも錆びにくい特徴があります。
耐用年数は15年~25年と長く、ほかの屋根材と比較しても屋根修理の頻度は少なく済むでしょう。
ただし、断熱性が低いため結露が発生しやすく、カビ対策なども必要となります。
屋根修理に適した時期
屋根修理は屋外作業となるため、適切な時期におこなうことをおすすめします。
気候が穏やかな春から梅雨前にかけての季節や、晴れの日が多い秋は屋根修理に適した時期です。
その一方で、梅雨や台風シーズンは屋根修理には適していません。
また、雪が降り積もる時期や気温が氷点下になる地域では、冬も屋根修理は避けたほうが良いでしょう。
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一戸建ての屋根修理にかかる費用
屋根修理を依頼するにあたり、おおまかな費用相場を知っておくと良いでしょう。
簡易的な修理であれば、数万円~10万円程度の費用でおさまります。
しかし修理箇所が広範囲に及んでいるときや、難しい工事を要する場合には、100万円を超えることも珍しくありません。
では、屋根修理の方法や費用相場の目安はどうなっているのでしょうか。
足場代
屋根修理の多くは高所作業をともなうため、足場を組む必要があります。
足場代は1㎡あたり600円~1,000円が目安です。
一戸建ての規模にもよりますが、30坪2階建てでは12万円~20万円を見込んでおくと良いでしょう。
塗装
目立った損傷がなくても、屋根材自体の劣化を防ぐために定期的な塗装をおこないましょう。
基本の塗り回数は下塗り・中塗り・上塗りの3回です。
1棟あたりの費用目安は30万円~60万円ですが、瓦屋根は1枚1枚塗装しなければならないため、費用も高くなる傾向にあります。
なお、屋根の塗装が必要な時期には外壁の塗装も必要なケースが珍しくありません。
外壁の修理も足場を組まなければならないため、屋根修理と合わせて外壁の塗装も実施すれば費用を抑えられます。
葺き替え
全面的な屋根修理をおこなう場合には、新しい屋根材に取り替える葺き替えを実施します。
下地のメンテナンスも同時におこなえるのが葺き替えのメリットです。
なお、費用目安は使用する屋根材により大きく異なり、1棟あたり70万円~260万円が目安です。
陶器瓦やガルバリウム屋根に葺き替えるときにはコストもかかる傾向にあります。
このほか、撤去した古い屋根材の処分費用も発生します。
また、元々の屋根材がスレートなどの軽い建材である場合、重量のある陶器瓦への葺き替えはできない点にご注意ください。
カバー工法(重ね葺き)
葺き替え以外で全面的に屋根修理する方法に、カバー工法があります。
既存の屋根材のうえに防水材を設置し、新しい屋根材を重ねる工法です。
スレートやガルバリウム屋根はカバー工法が主流となっており、古い屋根材の処分費用がかからないメリットがあります。
なお、カバー工法は屋根の荷重が大きくなるため建物の構造によっては選択できません。
積雪の多いエリアについても、カバー工法が向いていない場合もあるためご注意ください。
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火災保険で一戸建ての屋根修理ができるケース
屋根修理にかかる費用負担を少しでも軽減させるため、火災保険を利用したいと考える方もいるのではないでしょうか。
加入している火災保険の支払い事由に該当すれば、一戸建ての屋根修理にかかる費用を保険金でまかなえます。
経年劣化ではなく台風や地震などの自然災害で屋根修理が必要になった場合には、まずは加入する火災保険の支払い要件を確認することをおすすめします。
申請の流れ
火災保険を申請する際の一般的な流れを確認していきましょう。
●保険会社に問い合わせて保険申請書類を取得する
●屋根修理業者から屋根修理の見積もりを取る
●屋根修理の見積もり書と被災状況のわかる資料(写真など)を用意する
●必要書類をそろえて保険申請をおこなう
屋根修理の見積もりを取る際は、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
そのなかで信頼できる屋根修理業者に依頼するのが理想的な流れですが、被害が深刻なときには相見積もりを取る余裕がないかもしれません。
そのような場合には、なるべく屋根修理を専門としている業者に依頼することがポイントです。
屋根修理を専門としている業者なら、保険申請と屋根の修理を同時におこなっても、保険金をスムーズに受け取れるでしょう。
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申請時の注意点
保険申請しても、申請した全額が支払われるとは限りません。
とくに請求金額が過大だった場合には、保険請求そのものを否認されることがあるため注意しましょう。
たとえば屋根修理とあわせて経年劣化した外壁をメンテナンスする際は、見積り額も大きくなる傾向にあります。
保険請求できるのは、あくまでも自然災害などで被害を受けた範囲に留まる点を念頭におくと良いでしょう。
屋根修理以外の補償範囲
火災保険は、屋根修理以外も補償範囲に含まれていることがあります。
屋根が損傷しているときには、外壁や庇・雨どいなどにも被害が及んでいるケースは珍しくありません。
また、修理にあたっての現地調査や仮修理にも費用がかかることがあるでしょう。
契約内容によっては、屋根修理に付随するこれらの費用についても補償されるため、漏れなく請求することが大切です。
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まとめ
マイホームの寿命を伸ばすためにも、屋根修理や定期的なメンテナンスは欠かせません。
そのため、マイホームにはどのような建材が使用されており、どの工法を選択できるのかを知っておくことが大切です。
また、屋根修理の理由によっては保険申請できる場合もあるため、加入している火災保険の契約内容もあわせてチェックしておきましょう。
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大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。