こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
次世代の住宅の種類である「ZEH住宅」をご存じでしょうか?
ZEH住宅は、地球の環境保全のために省エネに特化した住宅のことであり、光熱費の削減や補助金がもらえるなどのメリットがあるため、注目度が高まっています。
そこで今回は、ZEH住宅の購入を検討中の方向けに、ZEH住宅とはどのような住宅であるのか、メリットや補助金制度についてご説明します。
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ZEH住宅とは、省エネに特化した地球環境に優しい住宅のことです。
ここでは、ZEH住宅とはどのような住宅なのか、経緯や要件などについてご説明します。
ZEH住宅の概要
ZEH住宅のZEHは「ゼッチ」と読み、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。
省エネに特化した住宅であり、暮らすうえで住宅に必要なエネルギー分を賄い、実質的にエネルギー消費をゼロ以下にすることを目的としています。
世界的に温暖化が問題視されているなかで、脱炭素に向けた取り組みの一つであり、ZEH住宅の普及が重要視されています。
なぜならば、私たちが暮らす住宅の消費エネルギーは、全体の13.8%に及んでいるからです。
個人でも省エネに取り組むことで全体の消費エネルギー数が抑えられ、環境保全にも繋がります。
2012年のZEH住宅が開始された当時は、年間約400件の供給実績でしたが、2020年には年間約6.6万戸までに成長しました。
また、2020年までの政府目標とされていたハウスメーカーにおける注文住宅の半数以上をZEH住宅にすることについては、56.3%で達成されています。
さらに今後の目標として、「2030年以降に新築される住宅には、ZEH住宅が標準となる」および「新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備を導入する」ことが掲げられています。
ZEH住宅の要件
ZEH住宅の要件は細かく定められていますが、「断熱」「省エネ」「創エネ」がポイントに挙げられます。
まず、「断熱」においては、断熱材などを使用して室内の断熱性を高め、冷暖房に使用するエネルギーを抑えます。
そして「省エネ」においては、消費電力量と創る電力量が目視できるシステム「HEMS(ヘムス)」の導入が必須です。
LED電気や省エネタイプの家電、効率的な給湯器などの使用によっても消費エネルギーを抑える必要があります。
また「創エネ」においては、自然の力を利用してエネルギーが創り出せる太陽光発電などの設置が必要です。
このような3つのポイントに沿って省エネ住宅を実現し、消費エネルギーよりも創るエネルギーを上回ることがZEH住宅の要件です。
ZEH住宅の購入におけるメリット・デメリットとは
ZEH住宅の購入すると、地球の環境保全へ貢献できるだけでなく、快適な住まいが手に入る点がメリットです。
しかし、デメリットもある点においては理解しておきましょう。
ZEH住宅のメリット・デメリットについて以下にご説明します。
ZEH住宅のメリット
ZEH住宅のメリットは、省エネに特化しているため、光熱費が抑えられる点です。
なぜならば、高断熱の住宅であるためにエアコンなど冷暖房器具の稼働が抑えられたり、太陽光発電によって創られた電力が利用できるからです。
太陽光発電によって創られた電力量が使用量を上回った場合には、蓄電池として蓄えられたり、電力会社へ売電して収益に繋がったりします。
さらに蓄電池として蓄えられた電力は、自然災害によって停電になってしまった場合の非常時用にも使用できます。
高断熱機能によって、住宅内の室温を一定に保てられるため、一年をとおして快適に過ごせるのもZEH住宅のメリットの一つです。
全体的に室温が一定に保たれるため、急激な温度差によって引き起こされるヒートショックの心配も軽減されるでしょう。
ヒートショックのリスクが高い高齢の方にもおすすめの住宅です。
さらなるメリットとしては、ZEH住宅だと高値で売却できる可能性が高いことです。
ZEH住宅は、省エネに特化した住宅であるために資産価値が高くなります。
したがって、将来売却するときには、従来の住宅に比べて高値での売却が期待できるでしょう。
ZEH住宅のデメリット
ZEH住宅は、太陽光発電の設置やHEMS(ヘムス)の導入、高断熱材の使用などの設置費用やメンテナンス費用がかかる点がデメリットです。
したがって、従来の住宅に比べて建築費が高くなってしまいます。
しかし前述したように、光熱費が抑えられたりする点を考慮すると、将来的には太陽光発電の設置費用などの回収が期待できます。
太陽光発電による自家発電の機能は、天候によって左右されるのもデメリットの一つです。
天気が良い日には、多くの電力が創られますが、曇りや雨の日は創られる電力量が減ってしまいます。
安定した電力量の確保が難しいのです。
また、太陽光発電の売電価格は年々減少傾向にあります。
しかし、太陽光発電の設置やシステム費用も年々減少傾向にあるため、導入しやすくなっているといえます。
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ZEH住宅の購入時に受けられる補助金制度について
ZEH住宅の購入支援として、補助金制度の利用が可能です。
しかし補助金にはいくつかの種類があり、利用するには注意しておきたいポイントがあります。
ZEH住宅の購入時に受けられる補助金制度の概要と種類、注意点について以下にご紹介します。
ZEH住宅の補助金制度の概要と種類
ZEH住宅の購入時に受けられる補助金制度には「ZEH」「ZEH+」「次世代ZEH」の3つの種類があり、それぞれ環境省と経済産業省が担当しています。
補助金制度が利用できる条件は種類によって異なり、補助金額はそれぞれ55〜100万円に設定されています。
必ず制度が受けられるわけではなく、公募方法は先着順です。
制度が利用できる条件は地域によって異なり、断熱性の性能や蓄電池のシステム、再生可能エネルギーの導入など、細かい内容となっています。
補助金制度を利用するためには、まずは登録されたZEHビルダーやZEHプランナーを通じてZEH住宅の設計依頼をしましょう。
そして金融機関にて住宅ローンの審査と契約を済ませてから、補助金制度の申請をおこないます。
ZEH住宅の完成後に実績報告書を提出すると、補助金が入金されます。
ZEH住宅の補助金制度の注意点
ZEH住宅の購入時に受けられる補助金制度は複雑であり、制度を受けるための注意点がいくつかあります。
まず、そもそも注文住宅でZEH住宅を建てる場合、前述したように登録されたZEHビルダーやZEHプランナーである建築会社でなければ補助金の申請が不可です。
さらに依頼したZEH住宅の設計は細かく計算されて決められるため、申請後の設計変更ができません。
念入りに納得のいく設計をしたうえで、申請をおこないましょう。
また、ZEH住宅の補助金制度の種類によって前述のように補助金額が異なるうえに、スケジュールや採択方式も異なる点に注意してください。
補助金制度は先着順であることや、補助金額やスケジュールなどに変更がある年もあるため、常に最新情報を確認することが大切です。
まとめ
ZEH住宅は地球環境の保全を目的とした省エネに特化した住宅のことであり、将来的に標準仕様になることを目標に掲げられています。
ZEH住宅に暮らすうえでも、光熱費が抑えられたり快適な住まい空間が手に入れられるなどのメリットがあります。
先着順ではありますが、ZEH住宅の購入時には補助金制度も受けられるため、補助金の種類や申請方法、スケジュールなどを把握しておきましょう。
大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。