こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
住宅購入時は内装や設備などに目が向きがちですが、押さえておきたいポイントの1つが建物構造です。
建物構造にはさまざまな種類がありますが、それぞれの特徴が異なるため、住宅を選択する際の指標としてきちんと把握しておくことが大切です。
そこで今回は、建物構造のなかでも鉄筋コンクリート造に着目し、メリット・デメリットや鉄筋コンクリート造の建築はどのような方におすすめなのかご紹介します。
住宅の購入をご検討中の方は、ぜひ理想の住宅を探すためのご参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら建物構造における鉄筋コンクリート造のメリットは?
建物構造とは、建物の骨組みとして採用された素材のことです。
建物構造にはさまざまな種類がありますが、日本で主流なのは鉄筋コンクリート造や木造、鉄骨造です。
骨組みは外観からわかりにくいですが、住宅を支える重要な部分のため、メリット・デメリットを覚えておくと住宅購入時の判断材料として役立つでしょう。
鉄筋コンクリート造とは?
鉄筋コンクリート造のメリットについてお伝えする前にそもそも鉄筋コンクリート造とは、どのような建物構造のことなのかご紹介します。
鉄筋コンクリート造とは、名前のとおり骨組みの素材に鉄筋とコンクリートを採用した構造のことです。
コンクリートは鉄筋の間に流し込んで使用されています。
引張力に強い鉄筋と圧縮力に強いコンクリートの組み合わせは、お互いの弱点をカバーできる強度の高い建物構造といえるでしょう。
鉄筋コンクリート造は、このような強度の高さからマンションなどの集合住宅で使用されることが多いのも特徴の1つです。
鉄筋コンクリート造のメリット
鉄筋コンクリート造のメリットとして考えられるのは、主に次の5つです。
メリット①耐震性が高い
先述したように強度の高い鉄筋コンクリート造は、地震の揺れにも強く、倒壊のリスクが低いメリットがあります。
鉄筋コンクリート造は「面」で支える建物構造のため、強い地震がきてもひび割れなどですむケースが多いでしょう。
過去の地震の記録を見ても、鉄筋コンクリート造はほかの建物構造と比較して被害が少なかったと報告されています。
メリット②耐久性が高い
鉄筋コンクリートの一般的な耐用年数は木造の2倍以上の47年ですが、これは減価償却における計算上の数値です。
実際には、きちんとメンテナンスをおこなえば120年近くも耐えられるといわれています。
メリット③耐火性が高い
鉄筋コンクリート造に採用されているコンクリートは、不燃材として区分される建築資材です。
不燃材とは、発火時間によって分けられる防火材の1つで準不燃材や難燃材と比較してもっとも燃えにくい材質と定められています。
準不燃材や難燃材もほかの指定されていない資材に比べれば耐火性が高いですが、不燃材に分類されるコンクリートはとくに耐火性が高く、火事によるリスクを抑えられることもメリットです。
耐火性が高いことによって木造などのほかの建物構造より保険料も抑えられます。
メリット④防音性が高い
コンクリートは密度が高い素材のため、防音性にも優れています。
外からの騒音はもちろん中からの音も伝わりにくいため、静かな環境で落ち着いた生活ができることもメリットです。
メリット⑤デザイン性が高い
コンクリートは円形や曲線などに対応できる素材です。
そのため、デザインの自由度が高く、ほかの建物構造では難しいデザインでも実現しやすいメリットがあります。
また、強度の高さを活かして大きな空間をつくることにも長けており、さまざまなデザインで住宅を建築できるでしょう。
建物構造における鉄筋コンクリート造のデメリットも把握しよう!
鉄筋コンクリート造にはさまざまなメリットがありますが、反対にデメリットも見られます。
メリットだけではなくデメリットについても把握し、実際の生活に置き換えて考えておくと良いでしょう。
デメリット①通気が良くない
気密性が高く防音できるというメリットは、通気が良くないというデメリットになり得ます。
通気が良くないと湿気がたまりやすく、カビや結露が発生しやすいため、換気システムを活用したり、窓の位置や風通しに配慮したりする必要があるでしょう。
デメリット②床が硬い
一般的な木造住宅では畳などが使用されますが、鉄筋コンクリート造の床はそれと比較すると硬い点がデメリットです。
そのため、転倒した際のケガのリスクなども考えておいたほうが良いかもしれません。
歩行時の床の感触が気になる場合は、カーペットを敷くなどの対策が必要でしょう。
デメリット③電波が届きにくい
鉄筋コンクリート造の素材である鉄とコンクリートは、どちらも電波が届きにくい性質があります。
そのため、屋外での利用と比較するとスマートフォンやWi-Fiの電波が弱くなってしまうケースが考えられます。
とくにポケットWi-Fiなどの電波が安定しにくい設備を利用している場合や、電波の弱い立地に位置する場合などは注意しましょう。
デメリット④外壁が汚れやすい
水分を吸収しやすい性質をもつコンクリートは、カビや苔などで外壁が汚れやすいデメリットもあります。
反対に日当たりの良い立地では、紫外線による経年劣化が心配です。
鉄筋コンクリート造の外壁の塗り替えは、足場代なども含めて大きな費用がかかる可能性があります。
初期費用はかかりますが、外壁タイルを採用すると汚れがつきにくく、紫外線の影響も受けにくいため、維持・管理の手間が省けるでしょう。
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建物構造における鉄筋コンクリート造はどのような方におすすめ?
ここまで建物構造における鉄筋コンクリート造のメリットやデメリットについてお伝えしてきましたが、これらを踏まえると鉄筋コンクリート造は次のような方におすすめです。
デザインを重視したい
鉄筋コンクリート造は、住宅を購入する際の条件としてデザインを重視したい方へおすすめします。
先述したように素材の性質上、鉄筋コンクリート造はさまざまなデザインに対応することが可能です。
たとえばコンクリート打ちっぱなしにして重厚感、外装材に石やタイルを利用して高級感を演出するなど、造り方によって好みのテイストに仕上げることができます。
近隣への音の影響が気になる
防音性の高い鉄筋コンクリート造は、小さなお子さまがいるファミリーにもおすすめです。
生活音がもれにくいため、周囲への配慮の負担が少なく、お子さまがのびのびと生活できます。
また、外からの騒音も聞こえにくいため、お昼寝などの休憩時間も静かな環境をつくることが可能です。
災害への意識が高い
近年では、地震などの災害が頻繁に起こっているため、ハザードマップなどを参考に立地を希望条件として挙げる方も多いのではないでしょうか。
せっかく住宅を建築するのであれば、災害による倒壊などのリスクは少しでも回避したいものです。
先述したように耐震性が高い鉄筋コンクリート造なら倒壊のリスクが低く、安心して生活できるでしょう。
また、災害からの二次被害として想定できる火災についても鉄筋コンクリート造はほかの建物構造と比較しても安全です。
安心かつ安全な生活環境を重視する方は、鉄筋コンクリート造の選択をおすすめします。
まとめ
今回は、建物構造のなかでも鉄筋コンクリート造に着目し、メリット・デメリットや鉄筋コンクリート造の建築はどのような方におすすめなのかご紹介しました。
鉄筋コンクリート造にはさまざまなメリットがありますが、デメリットにも目を向けて慎重に検討することが大切です。
住宅に対する希望条件とメリット・デメリットを照らし合わせ、優先順位をつけておくとスムーズに選択しやすいでしょう。
大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。