こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
住宅を購入するとなると多額の費用が必要となるので住宅ローンを利用する方も多いでしょう。
もちろんローンを使うと借りたお金は返さないといけません。
返済方法というと主に元利均等返済方法と元金均等返済が用意されています。
これらの違いは何か解説していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら住宅ローンの返済方法である元利金等返済
元利金等返済とは毎月返すお金が一定金額である返済方法です。
多くの方が利用しており、お金を返していけばしだいに毎月の利息は少なくなり元金が増えます。
たとえば1,000万円借りたとして、35年ローン(金利1.88%)で返済すると、1か月目は元金16,847円と利息15,666円の合計32,513円です。
これが12ヶ月目だと、元金17,139円利息15,374円の合計は32,513円です。
このように元利金等返済は毎月の返済額は変わらず、次第に利息が少なくなり、ローンを借りてどうやって返していくか計画を立てやすいです。
元利金等返済のメリット
何か月目でも返す金額は常に一定です。
初回の金額であってもローン返済最終月の金額も同じとなっています。
常に一定であるために利用後の計画は立てやすいでしょう。
住宅ローンを借りるとなれば35年などと長期的にお金を返し続けていきます。
長い人生の中では何があるかわかりません。
転職するかもしれず、退職もありえるもので、または結婚や離婚、病気や怪我など考えられます。
常に返すお金が同じなので、計画を立てやすく万が一でも対応しやすいです。
また返済開始当初の必要となるお金が少なくなるのもメリットでしょう。
ただし最初から無理のある返し方をすると返せなくなる可能性があるので、無理のない範囲で借りて返していきましょう。
元利金等返済のデメリット
毎月返すお金は同じですが、その反面最初は元金の割合が大きく、逆に利息部分は増えています。
しだいに返していけば、元金の金額が少なくなっていきます。
住宅ローン返済では返済するお金の総額が増えやすいです。
月々の返すお金が同じであるために、こちらの方法を選ぶ方が多いです。
返済総額が増えることが心配であるならば、繰上返済をおこなっていくようにしましょう。
繰上返済をすれば、返したお金はすべて元金に充てられるためにローンの残りが早く少なくなります。
毎月の収支を比較して生活の中で余裕ができたときや、夏や冬のボーナス支給時に利用すると良いでしょう。
ちなみにボーナス併用という返済もできますが、こちらはボーナス支給月の支払額が多くなるだけで、元金と利息もそれにあわせて増えます。
ボーナスは併用せず、ボーナス支給月に繰上返済すると元金をその月に大幅に減らせます。
住宅ローンの返済方法である元金均等返済
元金均等返済とはその名のとおり、毎月の元金が同じ金額である返済方法です。
返済を開始してから何ヶ月経っても元金は一緒で利息が徐々に減っていきます。
こちらもたとえば1,000万円借りたとして、35年ローン(金利1.88%)で返済すると、1か月目は元金23,809円と利息15,666円の合計39,475円です。
そして12か月目であれば、元金23,809円の利息15,256円で合計39,065円となります。
元金均等返済のデメリット
ローンを利用したら元金はいつでも一緒で、しだいに利息が減っていく方法です。
最初のころに返済するお金が一番多く、返済完了する時期近くになると利息はほとんどなく元金のみ返済します。
ローンの残高が減っていけば、しだいに利息が減っていきます。
そのために返していくほど、返済負担が減ります。
どうしても最初の支払額は多くなり、ローンを利用後時期が浅いときの返済は負担が増えます。
子どもの入学や入社などと出費が多い時期にローンのお金を返すとなれば、支出が重なり必要となる金額が増えます。
また、元金均等返済では5年ルールも125%ルールも適用されません。
つまりは変動金利を選んだ場合は、1年目から大幅に金利が上がるかもしれず返す金額が大きく増大する可能性もあります。
そして残高の減り方が早い方法なので、住宅ローン控除を使うとするならば控除額は少なくなります。
月々で返していくお金は最初のころが多いので審査にとおりにくく、融資額が少なくなりやすいです。
条件によっては、元金均等返済よりも500万円近く融資額が減ります。
もしも多くのお金を借りたいと思うならば、選ばない方が良いかもしれません。
元金均等返済のメリット
総返済額が少なくなるので、ローンの支払い負担を少しでも減らしたいときに使えます。
最初に払うお金は多くなりますが、利息が少なくなっていき元金が早く減っていくので、総合的な支払額は少ないです。
住宅を購入するときにローンを使うと、最初は何かと出費が多いでしょう。
買いた家を探せば交通費などもかかり、新居に向けて家具なども購入しないといけません。
すぐ引っ越すとなれば、引っ越し費用もかかります。
さらに小さい子どもがいれば、教育費はかかりローンと一緒に払っていきます。
子どもが育っていけば、食費や雑費なども多くかかってきます。
そんな中で支払うお金が減っていき、返す負担が少なくなれば生活に大きな負担はかからないでしょう。
将来もしも出費が多くなるとなれば、それに向けて貯蓄もしやすくなります。
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住宅ローンの元利金等返済と元金均等返済を比較
それでは両方の返済額がどのようになるか比較してみてみましょう。
過程として、借り入れ総額は1,000万円で金利は毎年3%の固定で、返済回数は20年間の240回です。
ボーナスは併用しません。
元利金等返済の1回目は55,459円、10年目は55,459円といつでも同じで、総返済額は13,310,255円です。
元金均等返済の1回目は66,666円、10年目は54,270円、20年目は41,770円で、総返済額は13,012,429円です。
38万円程度返す金額が少なくなっているのがわかります。
支払利息総額が少ない分、元金均等返済のほうがお得です。
これれは繰上返済をおこなわなかったという過程の元ですが、借りる金額や金利、返す年月が変わってもお得です。
元利均等返済が向いている方
何年経っても返す金額が同じで、将来の支出を把握しやすい反面、総返済額が多くなります。
毎月返す金額を同じにしたい方や、将来の支出をわかりやすくしたい方に適した方法でしょう。
初回の返済額を抑えられるために、支出を抑えて返していきたい方にも良いです。
介護や出産、育児などでローン返済始めの出費を抑えたい方にも向いています。
元金の減り方は少ないので、ローン残高を気にする方にはおすすめできません。
例外的に繰上返済をおこなうなら選んでも構わないでしょう。
毎年のボーナスでも返済できるような方です。
元金均等返済が向いている方
支払総額が少なくなり、元金が早く減っていく反面、最初の頃に返すお金は多くなります。
ローンの支払う総額を少なくしたい方や、元金を少しでも早く減らしたい方に適しているでしょう。
また元金が早く少なくなっていくので、ローン完済を早く終えたい方にも良いです。
最初から資金に余裕があるならば、選んでもお得に返していける方法でしょう。
ただし最初の返済額が多いのでローンを組んだ頃の出費が多いならば避けた方が賢明かもしれません。
まとめ
住宅ローンを使うときには、元利金等返済と元金均等返済のどちらかを選べます。
両方とも特徴があり、どの方法が自分に合っているかは特徴を見て考えましょう。
そしてボーナス併用払いをするのか、繰上返済はおこなうのかにもよってどちらが適しているか違ってきます。
大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。