こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
一戸建て住宅は、2階建てが主流でしたが、近頃1世帯あたりの人数が減ってきている影響やおしゃれな居住空間を楽しみたい方が増え、平屋の建築を検討している方が増えています。
平屋というと、日本家屋や高齢者住宅をイメージされる方が多いでしょう。
今回は、一戸建ての平屋に住むメリットやデメリットについてご説明していきますので、一戸建てを検討している方はぜひ参考にしてください。
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一般的に2階建ての家屋が建てられるようになったのは、大正時代からと言われています。
建築費が高額だったこともあり、当時は富裕層や特別な建物を2階建てで建築することが主流となっていました。
2階建ての家やマンションが一般化していましたが、近年一戸建ての平屋が見直されてきています。
現在日本は、超高齢化社会とも言える状況にあります。
また、少子化も進んでいるため、高齢の両親と住む比率も増えていると推測されています。
平屋の一戸建とは、2階建てと比較すると階段がなく、水回りがまとめやすく、バリアフリーしやすいと言われています。
今後さらに、両親の介護などを理由に、平屋の一戸建てへの関心は高まっていくと考えられている状況です。
平屋の一戸建てを建てる時の費用の相場
平屋の一戸建ての建築費の目安は、3〜4人の家族が住む一般的な木造住宅で、2LDKの間取りとして建築した際には、2千万円前後となります。
平屋の一戸建ては、1階部分しかないため、2階建てに比べると安く建てることができると思われているかもしれません。
しかし、同規模の2階建ての戸建ての建築費と比較すると、約1.1倍〜1.2倍の費用が発生します。
土地や材料の問題による坪単価の上昇
1階建ての住居には、思った以上にお金がかかり、2階建ての戸建てと比較しても坪単価は高いでしょう。
同じ部屋数や部屋面積で建築したとしても、縦方向に部屋を建てる2階建ての戸建てに比べると、横方向に建てる1階建ての住居では、より広い敷地が必要となってきます。
また、建築費でも、工事のなかでとくにコストのかかってくる基礎工事や屋根工事の面積が多くなります。
材料面においても、基礎工事に必要とされるコンクリートや型枠を多く使用することや、屋根の材料も多く必要です。
そのため、1階建ての住居では必要ない階段や2階部分のトイレなどの建築費を差し引いても、結果的にコストがかかってしまうケースもあります。
平屋の1戸建のコストを減らす際には、間取りをコンパクトにするなどの工夫が必要と言えます。
平屋の一戸建てに住むメリットについてご紹介
平屋は、1階建ての建物です。
超高齢化社会となっている日本では、人気が高まってきている戸建てとなっています。
どのような点がメリットなのか、ご説明していきます。
家族でのコミュニケーションが取りやすい
1階建ての場合は、すべての生活スペースが1階部分に収まることになります。
そのため、家族間で顔を合わせることが多くなり、コミュニケーションが取りやすいといった点がメリットです。
更にコミュニケーションを取りやすくするポイントとしては、リビングダイニングを広々とした設計で建築することや、対面キッチンにするのもおすすめでしょう。
2階建てより構造的に安定
日本は、世界的にみても地震が多い地震大国です。
そのため、住宅の耐震対策は気になるところでしょう。
住宅の重量が重いほど、大地震が発生した際の揺れが大きくなり、倒壊の危険も高まります。
1階建ての場合は、2階建ての住居と比べると重量は軽いため、地震に対して強い住居と言えるでしょう。
階段が建築される部分の有効活用
2階建ての住居の場合、一般的には、階段やそのホール部分に必要なスペースは大体4畳〜5畳分とされています。
1階建て住宅は、1階部分しかないため階段を作る必要性がありません。
4畳〜5畳程度のスペースが確保できれば、書斎や寝室などのスペースになるなどさまざまな使い道を考えることができます。
メンテナンスが簡単で費用も安く済む
住居は、新築購入したら終了というわけではなく、定期的なメンテナンスが必要となります。
住居を長持ちさせるためには、日常的にこまめに掃除をすることが非常に大切です。
1階建て住宅は、コンパクトな設計のため、日頃の掃除は2階建て住居と比較すると大変ではないでしょう。
業者に依頼するメンテナンスの際には、2階建て住居だと足場を組む等の必要があるため、費用がかさんでしまいます。
その点から考えても、平屋の場合は、メンテナンス費用を安く抑えることができるでしょう。
バリアフリー設計で安心の老後を過ごせる
新築の住居を建設した際は、働き盛りで年齢が若かったとしても、数十年住み続けて自身が高齢者になった際には、少しの段差が転倒やケガのきっかけとなってしまいます。
建築の際に階段のない平屋を将来を見据えてバリアフリー設計で建てれば、老後も安心して暮らすことができます。
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平屋の一戸建てに住むデメリットや注意点についてご紹介
平屋の物件に住む際のメリットを紹介していきましたが、もちろんデメリットも存在します。
デメリットや注意点についてご説明していきます。
建築時にかかる坪単価が高くなる
坪単価とは、1坪にかかる建築費用のことを言います。
同じ床面積の1階建て住居と2階建ての住居とで比較した場合、基礎部分の面積は1階建て住居の方が確実に広くなります。
つまり、基礎工事に必要となる面積が2階建ての住居よりも広くなるため、坪単価は上がってしまうケースがほとんどです。
屋根部分に関しても、1階建て住居の方が大きくなってしまうため、面積が増えた分費用はかかってしまいます。
部屋数を増やすには更なる広い敷地が必要
建築の際に4つの部屋を計画している場合、2階建て住居であれば1階と2階に振り分けることができます。
しかし、1階建て住居の場合は、すべて同じ1階部分に部屋を作る関係で、更なる広い敷地が必要です。
土地が余っていたとしても、安い地域であればゆったり広い平屋を建てることも可能ですが、土地代の高い都心や市街地の場合は、土地購入も難しくなってくるでしょう。
プライベートの確保が厳しい
メリットで、家族間でのコミュニケーションが取りやすいとご説明してきました。
しかし、逆に言うと、家族間でもお互いのプライベートを確保することが難しいということはデメリットと言えます。
限られた住居の中で、プライベート空間を確保するとなると、ロフトを建築するなどの工夫が必要となるでしょう。
日当たりの確保が難しくなる
1階建て住居の場合、建築面積が広くなればなるほど、建物中心部はどうしても日当たりが悪くなってしまうでしょう。
形状を細長く設計して、全ての部屋に窓を設置するなど工夫できれば良いですが、建物中心部が他の部屋に囲まれてしまう形状ですと、採光と通風に配慮する必要があります。
対策としては、中庭を造る、天窓を配置してみるなどの工夫をしてみることをおすすめしますが、その分費用がかかってしまうでしょう。
防犯上の不安
1階部分に大きな窓を造った際は、プライバシーの点からはもちろんですが、防犯上も注意が必要と言えるでしょう。
二重ガラスにして、窓を割られないようにすることや防犯フィルムを貼る、センサーライトを設置するなどの対策を考えた方が良いかもしれません。
まとめ
一戸建ての平屋の特徴や実際に住む際のメリットとデメリットについてご説明してきました。
近年平屋の一戸建ての新築を建築する方は増えています。
しかし、2階建てに比べると土地代がかかってしまうなどデメリットもあります。
老後のことを考えると長く住みやすい住居ですので、ぜひ検討してみてください。
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大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。