こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
「マイホームの購入時には、数百万円の頭金が必要なのではないか」と考える方も多いでしょう。
しかし、低金利時代が続く近年では、頭金なしで住宅ローンを組む方も増えています。
そこで今回は、マイホームの購入を検討しているが頭金なしで住宅ローンを組みたいと検討している方向けに、頭金なしの住宅ローンのメリットやデメリットなどをご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら頭金なしでも住宅ローンが組めるとは?
「マイホームを購入するときには頭金を入れるのが当たり前」と思っている方も多いでしょう。
しかし、低金利時代が続いている近年では、頭金を入れなくても組める住宅ローンもあります。
ここでは、頭金とは何か、マイホームの購入時になくても住宅ローンを組むことは可能なのかを説明します。
頭金とは
マイホーム購入時に入れる頭金とは、住宅ローンを組む際に、自己資金から現金にて支払うお金のことであり、購入時に必要な手付金や諸費用とは異なります。
マイホーム購入時に入れた頭金の残り額にあわせて住宅ローンを組み、毎月返済していきます。
頭金を多く入れるほど、住宅ローンの借り入れ金額が少なくなるため、毎月の返済額の負担も少なくなるのです。
頭金の支払額は、注文住宅や中古住宅などの物件によって異なりますが、購入価格の約8.1%が平均的です。
手付金や諸費用との違い
手付金や諸費用は、頭金とは異なるものです。
まず手付金とは、マイホームの売買締結日に、購入の意思を示すために支払うお金のことです。
手付金は、マイホーム購入価格の約5%が一般的に支払われます。
売買契約後に購入をキャンセルする場合には、手付金の放棄によってキャンセルが成立します。
次に諸費用とは、マイホーム購入時にかかる各種銀行手数料や税金、司法書士への報酬などです。
原則、頭金とは別で現金にて準備する必要があります。
これら諸費用は、マイホーム価格の約8%を目安に準備しておくと良いです。
頭金なしでも住宅ローンは組めるのか
近年は、頭金なしでも住宅ローンを組むことが可能であり、「フルローン」といいます。
さらに、諸費用を含めて住宅ローンを組むことが可能なケースもあり、「オーバーローン」といわれています。
子どもの学費や、老後資金のためにも、手元に現金を残しておく必要がある方もいらっしゃるでしょう。
将来必要な資金を残しておくためにも、フルローンやオーバーローンの利用の検討も視野に入れると良いです。
しかし、フルローンやオーバーローンは、借り入れ金額が大きくなるため、住宅ローンの審査にクリアしづらい点には注意してください。
住宅ローンを頭金なしで組む場合のメリット
近年では、頭金なしで住宅ローンを組むメリットも多いため、頭金なしを選択する方も多いです。
ここでは、住宅ローンを頭金なしで組む場合のメリットについてご紹介します。
住宅ローンの返済を早い段階で始められる
頭金の準備期間をなくし、なるべく早い段階で住宅ローンの返済を始めると、毎月の返済額が少なくなるのがメリットです。
住宅ローンは、完済のタイミングを定年退職の年齢にあわせて設定するのが一般的であるため、早い段階で住宅ローンを組むと返済期間が長くなるからです。
また、賃貸物件で暮らしている場合には、頭金の貯金と家賃の支払いを同時におこなわなければなりません。
毎月の家賃を支払うよりも、早めの段階で住宅ローンを組む方が、結果的に負担が少なくなるかもしれません。
住宅ローン控除を最大限活用できる
頭金なしで住宅ローンを組むことで、住宅ローン控除を最大限に活用できる可能性が高まるのがメリットです。
なぜならば、年末時点の住宅ローンの借り入れ残額によって、住宅ローンの控除額が決まるからです。
そもそも住宅ローン控除とは、条件が満たされている場合において、年末時点の借り入れ残高×0.7%が、所得税と住民税から控除されることを指します。
年間で最大35万円の控除が受けられるため、大きな控除が期待できます。
頭金なしで住宅ローン控除を活用し、将来的に繰り上げ返済を利用するほうが得策といえます。
しかし、金利によって状況が変わってくるため、専門家に相談して住宅ローン控除の活用を検討しましょう。
学費や老後資金を残せる
頭金をなしにすると、将来的に必要な資金を蓄えておけるのがメリットです。
頭金を支払うことで、手元に現金がなくなってしまうと、将来的に必要な学費や老後資金に回せるお金を失ってしまう恐れがあります。
将来を見越して返済計画を立てましょう。
また、万が一病気や怪我が原因で働けなくなり、収入を失うリスクを考慮することも必要です。
万が一の事態に備えて、約6〜12か月分の生活費を手元に残しておくと良いです。
このように頭金をなしにすると、将来必要な資金や、緊急時に必要な資金に回せます。
欲しい物件を逃さない
頭金なしだと、理想的なマイホームの購入タイミングを逃さずに済むのがメリットです。
理想的なマイホームに出会えるのは縁であり、タイミングが大切です。
せっかく購入したいマイホームが見つかったとしても、頭金の準備期間のために先延ばしにしてしまうと、購入を逃してしまうでしょう。
そのほかにも、家族の成長や環境にあわせてマイホームを購入したいタイミングもあるでしょう。
良いタイミングを逃さないためにも、頭金なしだとすぐに購入へと踏み切れます。
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住宅ローンを頭金なしで組む場合のデメリット
頭金なしで住宅ローンを組む場合にはデメリットもあるため、事前に理解してから利用を検討しましょう。
住宅ローンを頭金なしで組む場合のデメリットについて以下にご紹介します。
審査が厳しくなる
頭金なしだと、住宅ローンの審査が厳しくなるのがデメリットです。
なぜならば、金融機関側が「資金力に余裕がない」と判断してしまうからです。
さらに借り入れ金額が大きいほど、審査のハードルは上がります。
住宅ローンの審査にクリアできないと、そもそも住宅ローンが組めなくなり、マイホーム購入ができなくなってしまいます。
総返済額が増えて返済期間が長くなる
頭金なしで住宅ローンを組む場合には、総返済額が増えるとともに返済期間が長くなるのがデメリットです。
頭金を入れた場合よりも毎月の返済額が増えるうえに、利息分も増えてしまいます。
結果的に総返済額が増えてしまうため、返済期間が長くなってしまうのです。
頭金なしは購入時には楽であると感じてしまいますが、いざ住宅ローンの返済が始まると、家計に負担がかかる恐れがある点には注意しましょう。
変動金利で金利が上昇すると負担が大きくなる
頭金なしで変動金利で住宅ローンを組むと、金利が上昇した際に、家計への負担が大きくなるのがデメリットです。
頭金なしで総返済額が大きくなっているうえに、金利が上昇されるとさらに総返済額が増えて、毎月の返済額も大きくなってしまいます。
近年は、超低金利時代が続いていますが、将来的に金利の上昇の可能性があることは否定できません。
金利が上昇するリスクを踏まえたうえで、頭金なしの住宅ローンを組むことを検討しましょう。
まとめ
頭金なしで住宅ローンを組むことは可能です。
頭金なしだと、早めに住宅ローンの返済が始められたり住宅ローン控除を最大限活用できたりと、いくつかのメリットがあります。
しかし、頭金なしだと住宅ローン審査が厳しくなったり、総返済額が増えてしまったりするため、事前によく検討してから利用することが大切です。
大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。