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こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
多くの方にとって注文住宅で建物を建築するのは一生に一度の出来事であり、いつどのような諸費用が必要かをご存じない方が多いかと思います。
建物建築の手続きを進めるときになって慌てないように、どのような諸費用がいるのかを前もって把握しておきましょう。
この記事では、請負契約、水道の引き込みや加入、地鎮祭・上棟式にかかる諸費用を解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら注文住宅で建物を建築する際の諸費用①:請負契約でかかる費用
注文住宅で建物を建築する際は、土地や建物の代金以外にもさまざまな諸費用がかかります。
新築で注文住宅を建てる場合、一般的に土地と建物の費用総額の10〜12%が諸費用としてかかると言われています。
もし3,000万円の土地と3,000万円の注文住宅を購入するのであれば、合算した6,000万円の10〜12%である600〜720万円が目安になります。
小さい金額ではないので、事前に建物建築に付随する諸費用がいくらぐらいかかるか概算で計算しておきましょう。
①請負契約の印紙代
注文住宅で建物建築をおこなう際は、不動産会社と請負契約を締結します。
契約書について国税庁が取り決めをしていて、当事者の一方が仕事をおこない、注文者が仕事に対して報酬を支払う場合は、印紙税として税金を支払わなければなりません。
契約書に契約に応じた額の印紙を貼り、納税します。
注文住宅で建物建築をおこなう場合は、請負契約を締結するにあたり以下の3つの契約書を発行し、契約書ごとに印紙を購入して貼らなければなりません。
売買契約書
土地を購入する際に取り交わす契約書です。
軽減措置の対象期間は、1,000〜5,000万円の土地であれば印紙税は1万円です。
工事請負契約書
建物建築をおこなう際に取り交わす契約書です。
売買契約書と同様に、軽減措置の対象期間は、1,000〜5,000万円の請負契約であれば印紙税は1万円です。
金銭消費賃貸借契約書
住宅ローンを利用しないのであれば必要ありませんが、利用する方は借り入れをおこなう際に取り交わす契約書です。
契約金額が1,000〜5,000万円であれば、印紙代は2万円です。
②建築確認申請費
新築で注文住宅の建物建築をおこなう場合は、建築確認申請をおこない、検査済証の交付を受けてから建物建築工事を開始しなければなりません。
もし建築確認申請をおこなわないまま建物の建築が完了してしまった場合は、違法になり処分を受ける可能性があります。
建築確認申請費は、30万円と諸費用のなかでも高額なので忘れないように必要経費に算出しておきましょう。
費用には、一級建築士による法規確認や設計審査、中間・完了検査が含まれます。
③外構工事
注文住宅の場合、外構工事についても諸費用に含めておかなくてはなりません。
土地を整地し、必要であればガレージを設けたり、カーポートの工事をおこないます。
玄関までのアプローチや門、植木、敷石、塀などの金額を含めると、60万円ほどかかるでしょう。
外構は、建物建築工事の請負契約に含むかどうかで問題になることがあります。
建物を建築する不動産会社に依頼し、外構工事を含めた内容の請負契約にするのか、引き渡し後に外構専門の業者に依頼するのか検討しておく必要があります。
請負契約に外構工事も入れるのであれば、外構分も住宅ローンを利用できますが、別会社に依頼する場合は自己資金を用意しなくてはいけない可能性が高いです。
あらかじめ方向性を考えておきましょう。
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注文住宅で建物を建築する際の諸費用②:水道でかかる費用
注文住宅で建物建築をおこなうにあたり、生活インフラを整えることは必須です。
続いて、水道の引き込みや加入にかかる諸費用をご紹介します。
すでに引き込まれている場合は諸費用が変わりますので、ご自身の状況について確認することをおすすめします。
水道の設備の諸費用は意外とかかるので、そのような観点も含めて土地を探すことも大切です。
①水道の引き込みにかかる費用
自宅で水道を使用するには、道路の下を通っている水道本管から自宅の土地に水道管を引き込まなければいけません。
引き込み費用は、道路からの距離や道路の種類によっても異なります。
すでに水道が引き込まれていて、水道管が正常に使用できれば引き込み費用はかかりません。
たとえば分譲地として区画整理されている土地であれば、水道の諸費用はかからないケースが多いでしょう。
ただし水道が引き込まれていたとしても、さまざまな理由から水道引き込み工事をおこなわなければいけない場合があります。
「水圧が低く十分な水量が出ない」「水道管が老朽化している」「水道管が他人の所有地を通っている」などが工事を要するケースです。
水道の引き込み工事は、状況によっては100万円前後かかる可能性があります。
高額になるケースとしては、水道管の本管からの距離が長い場合や、幹線道路の工事を含む場合などが該当します。
②水道の加入料金
水道を新設するときや使用する量水器の口径を変更するときには、水道加入金が必要です。
水道加入金制度は、新しい水道管の布設や古くなった水道管の更新する資金のために平成28年に導入されました。
口径によって金額が異なるので幅がありますが、10〜100万円かかります。
注文住宅で建物を建築する際の諸費用③:地鎮祭・上棟式でかかる費用
最後に、新築の建物建築をおこなう際の儀式である地鎮祭・上棟式についてご紹介します。
地鎮祭・上棟式について、「必ずおこなわなくてはならない?」「諸費用はいくらくらいかかる?」など疑問をお持ちの方も多いでしょう。
地鎮祭・上棟式とはなにか、諸費用の相場を含めて解説します。
地鎮祭・上棟式とは?
地鎮祭・上棟式とは、注文住宅などの新築建物を建築する際に工事の安全を祈願し、家の安泰を願っておこなわれる神事です。
地域によって特色がありますが、建物建築に関わる職人さんなどのつくり手を担い、近隣住民を招いて挨拶を交える場としての意味合いも含まれる式典です。
地鎮祭・上棟式をおこなうタイミングも整理しておきましょう。
地鎮祭は、注文住宅など家を建てる前に、その土地に建物建築をおこなうことを神様に報告し、工事が安全に進み、その家での暮らしが安泰であることを祈願します。
上棟式は、別名「むねあげしき」「むねあげまつり」「たてまえ」などとも呼ばれ、建物の骨組みができあがったタイミングでおこなう神事です。
近年、上棟式は家づくりに関わる関係者への感謝するためにおこなう傾向があります。
地鎮祭・上棟式ともに必ずしも実施する方ばかりではなく、地鎮祭は8割ほど、上棟式は5割ほどの割合でおこなわれると言われています。
略式化しておこなうなど、時代にあった内容で実施することも可能です。
一生暮らす家のことなので、厄祓いや縁起を考えておこなう家庭が多いです。
地鎮祭・上棟式の費用相場
地鎮祭・上棟式をおこなう際にかかる費用は、儀式の内容や関わる職人さんの人数によって左右されますが、10〜30万円ほどを目安にしておくと良いでしょう。
地鎮祭は、「玉串料」や「初穂料」と呼ばれるご祈祷に対する金額が、2〜5万円かかります。
それ以外に神主の送迎費用や祭壇やテントの設置費用、食事代や引き出物を手配するのであれば、2〜5万円ほどプラスでかかります。
上棟式は、職人さんに食事やお酒を振る舞う場合は、1人あたり3千円〜1万円で見積もっておきましょう。
近隣の方も招いて盛大におこなうなど、規模によって金額は異なります。
まとめ
注文住宅の建物を建築するにあたり、どのような諸費用がかかるのかをご紹介しました。
注文住宅は建築内容や設備に目がいきやすいですが、建物建築に付随する諸費用も少額ではないため、一般的に必要な項目はおさえておきましょう。
地鎮祭・上棟式など普段馴染みがない行事はとくに、見落とさないよう事前の確認が大切です。
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大樹不動産 メディア 担当ライター
大樹不動産【株式会社大樹不動産】は新築戸建て・マンションを中心に、海老名市エリア周辺の不動産情報を数多くご提供している不動産会社です。ユーザーの方に有益な情報をお伝えするため、ブログでも不動産情報を多数ご紹介しています。