擁壁の種類
こんにちは「海老名の不動産屋」Select at home大樹不動産の茨木です。
土地を探す際に気をつけて見た方が良いポイントの一つとして「擁壁の種類」があります。
今回はこの擁壁について記載をしていきたいと思います。
まず擁壁とは何なのか。
擁壁とは高低差のある土地で、側面の土が崩れるのを防ぐために設置される壁状の構造物の事です。
簡素な作りなものを「土留め」、RC造などののより強固なつくりのものを「擁壁」と呼び分ける事もありますが、意味としては「土留め」「擁壁」も同じ役割のものです。
高台や傾斜地に建っている住宅地の場合(海老名は傾斜地多いです)隣家や前面道路との間に大きな高低差が生まれる場合があり、そのままだと上から下へ土が流れでてしまい、大雨が降った際などは、土砂として下の土地に被害を及ぼす可能性があります。
そこにこの「擁壁」を造ることにより上記のような事案を回避する事ができます。
擁壁の種類は大きく分けて4種類あります。
RC造擁壁
RC造擁壁は、無筋コンクリート造と鉄筋コンクリート造の2種類あります。
立地条件や斜面の形状などにより、逆T型・逆L型・重量式・もたれ式・片持梁式などの形状擁壁が選択されます。
間知ブロック擁壁
間知ブロック擁壁はブロックを斜めに積み上げて設置する擁壁です。
住宅地で高低差の大きい場所に設けられる事が多く、高さ5メートルまでの擁壁が設置可能となります。
大谷石積み擁壁
大谷石とは、軽石凝灰岩の1種で、比較的加工がしやすい石材であることから、昔から外壁や土蔵の建材などに使用されてたものとなります。
1950~60年代に多く使用されていましたが、風化や劣化が激しく現行の基準を満たしていないため、建て替えの際は注意が必要です。
空石積み擁壁
石やコンクリートブロックを積み上げただけの簡素な擁壁で、造園用などの高低差の少ない場所で設置されています。こちらも現行の基準を満たしていないため、建て替えの際は注意が必要です。
まず「大谷石積み擁壁」「空石積み擁壁」の場合は現行の建築基準法に適合していないため、建て替えの際、家の配置によっては擁壁のやり直しが必要になってくる可能性があるため注意が必要です。
場合によっては「擁壁のやり直し」を前提として、土地購入時に予算に入れておかないと後で予算が足りず大変な事になります。
後、気をつけるポイントとしてはその擁壁が本地のものなのか、隣地のものなのか、それとも共有のものなのかという点です。
擁壁が万が一、崩壊の可能性が生まれた時に誰がお金を払ってやり直しをするかが変わってきます。
もし以上のような擁壁がある土地を検討されている場合は、不動産屋に確認をするようにしましょう。
また2m以上高さがある擁壁の場合は擁壁の確認審査や検査がされており、役所から安全性の確保のお墨付きをもらっているケースがあります。
もしそういったものが発行されていない擁壁の場合には、不動産屋と境界の確認や擁壁にはらみや大きい亀裂がないかの確認をしてもらうと良いですね(^-^)/
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