建築費高騰のニュースが続き、マンションの相場が今後どうなるのか、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産です。
すでに購入を検討して申込や契約直前まで進んでいる方ほど、このまま進めてよいのか、一度立ち止まって考えたくなる場面が増えています。
しかし、単に様子見をするだけでは、希望していたマンションが手の届かない価格になってしまう可能性もあります。
そこで本記事では、建築費高騰が新築・中古のマンション相場に与えている影響を整理しつつ、今後数年の見通しや、今買うべきか待つべきかの考え方を分かりやすく解説します。
あわせて、建築費高騰のなかでも損を減らしやすいマンション選びや、契約前に見直したいポイントも具体的にお伝えしていきます。
購入計画の見直しを検討している方は、ぜひ最後まで読み進め、自分にとって納得できる判断軸を持つきっかけにしてください。
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建築費高騰でマンション相場は今どうなっている?

近年は建築資材の価格上昇や人件費の増加が重なり、建築費全体が大きく膨らんでいます。
国土交通省が公表する建設工事費デフレーターでは、2015年度を100とした場合、2023年時点で総合指数が130前後まで上昇しており、建設コストの水準がこの数年で明確に切り上がっている状況です。
こうしたコスト増は新築マンションの販売価格に転嫁されており、全国平均の発売価格も上昇が続いています。
新築マンション価格の動きを統計から見ると、この建築費高騰がどの程度相場に影響しているかが分かります。
不動産経済研究機関の集計によると、2023年の新築マンション発売価格の全国平均は約5,900万円となり、前年比で1割超の上昇となりました。
背景として、建設資材価格や人件費の上昇に加え、高額帯住戸の供給が増えたことも平均価格を押し上げています。
同時に、建設物価調査会が公表する建築費指数でも、直近数年は高止まり傾向が続いており、価格の押し上げ要因がなお残っていると読み取れます。
建築費の高騰は、新築だけでなく中古マンションの相場にも波及しています。
国土交通省の不動産価格指数では、マンション(区分所有)の指数が2023年時点で200前後の水準となっており、住宅総合や戸建住宅と比べても上昇率が高い傾向が続いています。
新築の価格水準が上がると、相対的に割安感を求める需要が中古へ流れやすくなるため、中古マンションの取引価格も押し上げられます。
このように、新築の建築費上昇が起点となり、中古市場を含めたマンション相場全体の高値圏形成につながっているのが現在の特徴です。
| 項目 | 直近の傾向 | マンション相場への影響 |
|---|---|---|
| 建設工事費デフレーター | 2015年度比で大幅上昇 | 新築建設コストの恒常的な押し上げ |
| 建築費指数 | 高止まり傾向の継続 | 販売価格の下げにくさの要因 |
| 不動産価格指数 | マンション指数が過去最高圏 | 中古を含むマンション相場の高値維持 |
建築費高騰はいつまで続く?今後のマンション価格見通し

現在の建築費高騰は、建設資材価格の上昇と人件費の増加が同時に進んでいることが大きな要因です。
国土交通省が公表する建設工事費デフレーターを見ると、2010年代前半と比べて近年は総合指数が大きく上昇しており、資材と労務費の双方が押し上げ要因になっていることが分かります。
加えて、為替の変動により輸入資材の価格が変わることも、今後の建築費を左右する重要なポイントです。
こうした複数の要因が絡み合うため、建築費は短期間で急低下しにくい構造になっていると考えられます。
今後のマンション相場については、まず建築費そのものが高止まりしやすい一方で、販売価格には家計の負担能力という上限がある点が重要です。
国土交通省の不動産価格指数を見ると、区分所有マンションの指数は2023年時点でも上昇が続いており、長期的には右肩上がりの傾向が確認できます。
ただし、不動産経済研究所などの調査では、新築分譲マンションの平均価格が高水準となる一方で、発売戸数は近年減少傾向が続いており、市場全体としては上昇・横ばい・一部で調整というエリアごとのばらつきが出やすい局面です。
したがって、今後数年は全体として急落よりも、高値圏での横ばいか、エリアや物件ごとに緩やかな調整が入りやすい状況と見込まれます。
また、将来のマンション価格を考えるうえでは、新築の供給戸数の変化も見逃せません。
不動産経済研究所の統計によると、全国の新築分譲マンション発売戸数は2024年時点で約5万9,000戸と、数年前と比べて減少しており、新築供給が絞られる傾向が続いています。
供給が少ない状態が長く続くと、人気の高いエリアでは新築価格が下がりにくく、中古マンションの価格も一定程度支えられやすくなります。
一方で、高価格に需要が追いつかないエリアや物件では、販売期間が長期化し、価格条件の見直しが進む可能性もあるため、供給量と需要のバランスを見極めることが大切です。
| 項目 | 現在の傾向 | 今後のポイント |
|---|---|---|
| 建築費 | 資材高と人件費高止まり | 為替や資材市況の緩やかな調整 |
| マンション価格 | 指数上昇と高値圏で推移 | エリア別に横ばいと調整の併存 |
| 新築供給戸数 | 全国的な発売戸数の減少 | 供給不足による価格の下支え要因 |
今買うべきか待つべきか?契約前に見直したい判断軸

まず、建築費高騰の影響を踏まえたうえで、「今購入を進める場合」と「いったん見送る場合」の両方に、はっきりとした利点と注意点があることを整理しておくことが大切です。
前者の主な利点は、希望に近い物件が販売されている時期に確保しやすいことや、将来さらに価格や金利が上昇した場合のリスクをある程度回避できる可能性があることです。
一方で後者には、市況が落ち着くのを待ちながら、自己資金を厚くして返済負担を軽くできる利点や、将来の収入見通しがより明確になってから判断できる安心感があります。
このように、どちらを選ぶかは一方的な正解ではなく、自分の家計やライフプランと照らし合わせて比較検討することが重要です。
次に、契約前に必ず確認しておきたいのが、家計への負担と資金計画のバランスです。
具体的には、年間返済額が手取り年収に対してどの程度の割合になるか、いわゆる返済比率を把握し、一般的な目安とされる水準よりも高くなり過ぎていないかを丁寧に確認する必要があります。
あわせて、現在の金利水準だけでなく、将来の金利上昇リスクやボーナス返済に過度に依存していないか、さらに、昇給や転職など今後の収入見通しがどの程度確からしいかも見極めることが大切です。
これらを踏まえ、万一収入が一時的に減っても、一定期間は無理なく返済を続けられる資金計画になっているかどうかを、落ち着いて点検しましょう。
最後に、検討中のマンション価格が自分にとって妥当かどうかを見直す視点も欠かせません。
その際には、同じエリアや類似の規模・築年数のマンションの売出価格や成約価格の水準、さらに新築と中古の価格差がどの程度かといった周辺相場を、可能な範囲で複数の情報源から把握しておくと判断しやすくなります。
また、物件価格だけでなく、管理費や修繕積立金、駐車場代など、継続的に必要となる費用を合算して、長期的な総支払額で比較することも重要です。
そのうえで、自分や家族にとって立地や間取り、設備、将来の売却しやすさなどの価値が、提示されている価格に見合っているかどうかを冷静に考え直すことが、後悔を減らすための大切な手順になります。
| 判断軸 | 今購入を進める場合 | 購入を待つ場合 |
|---|---|---|
| 家計負担 | 現状収入で返済可能 | 自己資金増加を優先 |
| 金利・相場 | 金利上昇前に固定 | 相場調整の様子見 |
| 生活計画 | 転居時期を優先 | 将来設計を再検討 |
建築費高騰でも損を減らすマンション選びと見直しのコツ

建築費が高騰している局面では、同じ予算でも選べるマンションの幅が狭くなりがちです。
しかし、条件の整理と優先順位付けを行えば、将来的な資産価値をできるかぎり守りながら購入を検討することは可能です。
ここでは、建築費高騰時代でも損を減らしやすいマンション選びの視点を整理してお伝えします。
立地や管理状況など、長期的な価値に影響しやすい要素を意識して検討することが大切です。
まず、資産価値を保ちやすいマンションの条件として、生活利便性の高い立地かどうかが重要です。
具体的には、公共交通機関へのアクセスの良さや、日常の買い物施設、医療機関、教育施設などへの近さが挙げられます。
次に、一定の戸数規模があり、管理組合が機能しているかどうかも将来の維持管理費や建物状態に直結します。
管理規約や長期修繕計画の有無、共用部分の清掃状況などを通じて、適切な管理が行われているかを確認することが大切です。
予算オーバーになりそうな場合には、単純に購入をあきらめるのではなく、条件の見直しも有効です。
例えば、専有面積をやや抑えることで、総額を下げつつも立地や管理状態の良い物件を選ぶという考え方があります。
また、眺望や日当たりを重視した高層階から、中層階・低層階へ変更することで、価格を調整できる場合もあります。
設備についても、最新かどうかより、維持管理のしやすさやランニングコストを重視することで、初期費用と将来負担のバランスを取りやすくなります。
最終的な購入判断に迷う場合は、不動産会社へ相談する前に、自分の条件を整理しておくことが重要です。
具体的には、「希望する立地条件」「譲れない間取りや広さ」「返済計画上の上限価格」といった事項を紙に書き出しておくと、相談がスムーズになります。
あわせて、今後のライフプランや収入・支出の見通しも整理しておくと、無理のない返済計画かどうかを一緒に確認しやすくなります。
こうした情報を共有することで、不動産会社からもより的確な提案を受けやすくなり、建築費高騰の中でも納得度の高い選択につながります。
| 確認したいポイント | 重視する理由 | 見直しの方向性 |
|---|---|---|
| 公共交通機関へのアクセス | 将来の資産価値維持 | 沿線内で駅距離調整 |
| 管理体制・修繕計画 | 建物状態と費用安定 | 管理状況優先で選択 |
| 専有面積・階数 | 予算と日常の快適さ | 広さや階数を一部調整 |
まとめ
建築費高騰でマンション相場が読みづらい今こそ、「相場」だけでなく家計や将来設計に合うかを冷静に確認することが大切です。
購入を進めるか待つかは、返済比率や金利、今後の収入見通しを数字で見える化することで判断しやすくなります。
また、立地や管理状況など資産価値を保ちやすい条件を押さえることで、損を抑えた選択が可能です。
具体的な相場感や見直しのポイントに不安がある方は、ぜひ当社へご相談ください。
大樹不動産は海老名市をはじめ、座間市や綾瀬市、厚木市をメインのお取引エリアとして、日々地域に密着した営業を続けております。
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