こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産です。
新築やリフォームを考え始めたタイミングで、資材不足や工期遅延という言葉を耳にすると、不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
その背景のひとつにあるのが、建築資材の供給に大きな影響を与えているナフサ問題です。
樹脂や塗料、断熱材など、住まいづくりに欠かせない材料の一部は、世界の原油価格や情勢の変化によって、今まで通りに手に入らない状況が続く可能性があります。
ただし、ポイントを押さえて情報収集を行い、計画の立て方を工夫すれば、リスクを抑えながら家づくりを進めることは十分に可能です。
この記事では、ナフサ問題と建築資材不足の基本から、今何が手に入らないのか、そして新築やリフォームを検討している方が取るべき具体的な対策まで、順を追って分かりやすく解説します。
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ナフサ問題とは?建築資材不足の基本知識

ナフサは原油を精製する過程で得られる石油製品で、エチレンやプロピレンなどの基礎原料に加工され、合成樹脂や合成ゴムの出発点となる重要な資源です。
住宅に使われる塩化ビニル管や樹脂サッシ、電線被覆、防水シートといった多くの建築資材は、この合成樹脂を材料として製造されています。
また、塗料やシンナー、断熱材の一部もナフサ由来の石油化学製品に依存しており、安定した供給が住宅建設やリフォームの前提条件になってきました。
日本は石油資源の多くを輸入に頼っており、原油の調達先として中東産油国への依存度が非常に高い構造になっています。
2026年2月以降、中東情勢の悪化や海峡封鎖の長期化懸念により、原油の安定輸送に不透明感が強まり、原油価格の高騰やナフサ供給への不安が一段と高まりました。
その結果、石油化学メーカーから downstream の建材メーカーに至るまでコスト増加と供給量の制約が波及し、国内の建築資材市場全体に影響が広がっています。
ナフサ問題が建築分野で表面化したのは、2026年春にかけて塗料や防水材、断熱材などで値上げや受注制限が相次いだ時期とされています。
特に、ホルムズ海峡封鎖の影響が顕在化した2026年4月以降、断熱材など一部資材では数十%規模の価格上昇や納期の長期化が指摘されており、新築住宅だけでなくリフォーム工事にも影響が及び始めました。
ナフサを起点とする建材は住宅の見えない部分にも多く使われているため、資材確保や工期の調整が、今後の住まいづくりにおいて重要な検討事項になっています。
| 項目 | 概要 | 住宅・リフォームへの意味 |
|---|---|---|
| ナフサの役割 | 合成樹脂などの基礎原料 | 配管や断熱材などの原点 |
| 外部環境要因 | 中東情勢と原油価格高騰 | 資材価格と供給の不安定化 |
| 影響が出始めた時期 | 2026年春以降の顕在化 | 新築・リフォームの計画見直し |
今何が手に入らない?影響が大きい主な建築資材

現在のナフサ供給制約により、建築現場では塩ビ管や樹脂配管など水回り設備に欠かせない資材の調達に遅れが出ています。
特に、塩化ビニル樹脂を原料とする配管部材は原油価格高騰とホルムズ海峡情勢の影響を受けやすく、メーカーからの出荷調整が続いている状況です。
実際に、建設業界向けの景気調査では、資材の高騰と入手難が工事の遅延要因として多数挙げられています。
新築やリフォームを計画する際には、こうした背景を踏まえた余裕ある資材手配が重要になっています。
また、塗料やシンナー、接着剤、防水材、断熱材といった仕上げ材も、ナフサ不足の影響を強く受けています。
報道では、断熱材の一部で仕入れ価格が約4割上昇した事例が指摘されており、在庫の薄い現場では工事を一時的に停止せざるを得ないケースも出ています。
経済調査会などの資材価格指数を見ても、石油由来の仕上げ材は全体として高止まり傾向が続いていると整理されています。
そのため、見積り段階から仕上げ材の仕様と価格変動リスクを丁寧に確認しておくことが大切です。
さらに、ユニットバスや内装建材、建材パッケージ品といった住宅設備にも、樹脂部材や断熱材などナフサ由来の素材が多く使われています。
最近では、住宅設備メーカーが建材や水回り機器の価格を最大で約1~2割引き上げる方針を発表するなど、今後もコスト増が続く見通しが示されています。
あわせて、帝国データバンクの調査では、ナフサ関連製品の調達リスクを抱える製造業が全体の約3割に上るとされています。
このように川上の供給不安が住宅設備まで波及しているため、商品の品薄や納期延長を前提に計画を組むことが求められます。
| 資材区分 | 主な品目 | 現状の傾向 |
|---|---|---|
| 水回り配管資材 | 塩ビ管・樹脂配管 | 一部で品薄継続 |
| 仕上げ関連資材 | 塗料・接着剤・断熱材 | 価格上昇と在庫不安 |
| 住宅設備・建材 | ユニットバス・内装建材 | 値上げと納期長期化 |
新築・リフォームの工期と総額に出る具体的なリスク

ナフサ問題により、建築資材の価格高騰と供給遅延が同時に進んでいます。
国土交通省の建設資材動向や各種調査でも、石油由来資材の一部で価格上昇と納期長期化が確認されています。
その結果として、新築やリフォームでは、着工時期や引き渡し時期が当初予定からずれ込む事例が増えつつあります。
まずは、この工期リスクの中身を整理しておくことが大切です。
現在は、断熱材や塗料、防水材などで原材料費の大幅な上昇が報告されており、建設資材全体の価格指数も上向きの傾向が続いています。
ナフサ由来製品の比率自体は工事全体の一部とされますが、特定資材では数十%規模の値上げが生じているとの分析もあります。
このような状況では、本体工事費だけでなく、設備や内装のグレードアップといったオプション費用にも影響が及びやすくなります。
結果として、見積書の総額が短期間で大きく変動する可能性を踏まえる必要があります。
さらに、契約から着工までの間に資材市況が動いた場合、追加費用の発生や仕様変更が避けられないケースも想定されます。
実務の現場では、確保できない資材が出た際に、代替材や別メーカー品を提案し、工期とコストの両面で調整せざるを得ない状況が報告されています。
このとき、変更内容や金額差をどのように整理し、どこまでを施主負担とするかは、契約内容によって大きく異なります。
そのため、事前に起こり得るリスクを把握し、契約書での取り扱いを確認しておくことが重要です。
| 項目 | 想定される影響 | 事前に確認したい点 |
|---|---|---|
| 工期全体 | 資材遅延による着工・引き渡しの後ろ倒し | 工程表と遅延時の対応方針 |
| 工事総額 | 資材価格上昇による本体・オプション費用増加 | 見積り有効期限と再見積り条件 |
| 仕様・材料 | 品薄資材の仕様変更や代替材への切り替え | 変更手続きと追加費用の扱い |
新築・リフォーム検討者が今できる現実的な対策

まずは、計画の時期と費用条件を冷静に整理しておくことが大切です。
建築資材の一部では、ナフサ価格の急騰を背景に数十%規模の値上がりが確認されており、今後も変動が続く可能性があります。
そのため、見積書の有効期限や、資材価格が大きく変動した場合の取り扱いを定める物価条項の有無を、早い段階で確認しておくと安心です。
特に、契約から着工まで期間が空く場合は、価格改定のタイミングと重ならないかどうかも意識しておくと、予定外の負担を抑えやすくなります。
次に、どの部分にコストをかけるか、仕様の優先順位を整理しておくことが有効です。
断熱材や防水材、塗料、接着剤など、ナフサ由来の仕上げ材は値上がりや納期長期化の影響が特に出やすいとされています。
その一方で、同等の性能を持つ代替材や、使用量を抑えられる工法が選択肢として提示される場合もあります。
そのため、性能面で譲れない部分と、デザインや仕様の変更で調整してもよい部分を整理し、複数の候補を検討しておくと、資材状況の変化にも柔軟に対応しやすくなります。
さらに、最新の資材不足や価格動向に関する情報を、継続的に収集しておくことも重要です。
建設業界では、塗料や防水材が入らず工事が一時的に停止した事例や、建設資材の高騰・不足による景況感の悪化が報告されており、状況は短期間で変化しています。
このため、契約前だけでなく、計画中からこまめに情報を確認し、気になる点があれば早めに専門家へ相談することが、工期や総額のリスクを抑えるうえで役立ちます。
とくに、納期に影響が出やすい設備機器や仕上げ材については、早めに候補を固め、変更が必要になった場合の選択肢も併せて確認しておくと安心です。
| 確認・検討のポイント | 目的 | 意識したいタイミング |
|---|---|---|
| 見積り有効期限と物価条項 | 予算超過リスクの把握 | 計画初期から契約前 |
| 仕様の優先順位と代替案 | 資材不足への柔軟対応 | 間取り検討から詳細設計 |
| 資材動向の定期的情報収集 | 工期遅延の事前把握 | 計画開始から引き渡し前 |
まとめ
ナフサ問題による建築資材不足は、一時的な話ではなく、新築やリフォームの工期や総額に直接影響する重要なテーマです。
水回りの配管から塗料・断熱材、ユニットバスや内装建材まで広く影響が出ており、計画通りに工事が進まないリスクも高まっています。
一方で、事前に資材の供給状況や見積りの有効期限、仕様変更の可能性などをしっかり確認しておけば、予算オーバーや大幅な遅れを最小限に抑えることも可能です。
当社では、最新の資材動向を踏まえた計画づくりと代替案のご提案を行っています。
新築やリフォームのタイミングに不安がある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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