こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
一戸建ての購入を検討されている方にとって、どの種類の外壁材を使うのかはかなり重要な部分となります。
家のビジュアルといった側面ももちろん大切なことではありますが、外壁は室内環境を維持するといった生活に直接関わるものでもあるのです。
ではどういった種類の外壁材があるのか、またそれぞれの特徴やメリットなどについてみていきましょう。
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弊社へのお問い合わせはこちら一戸建ての外壁でサイディングを選ぶメリットとデメリット
外壁は建物を雨風や日差しから守ってくれる役割があり、また見た目の点からも重要なポイントとなりますが、まずはもっとも人気のあるサイディングについてみていきましょう。
サイディングとはパネル形状の資材で、現在、新築の物件のほとんどにはこの資材が利用されている外壁材の主流とも言えるものです。
大きさは400mm×3000mmといったものが多く、扱いやすいため施工期間が短いというメリットがあり、また原価的にも安く抑えられるのが特徴です。
いろいろな種類がありますが、もっとも人気のあるものは窯業系で、高いシェア率となっています。
人気の理由としてはやはりリーズナブルな価格であるということ、そしてデザインの種類が多く、施主の嗜好に合わせやすいという点が挙げられます。
材料はセメント質と繊維質がほとんどで、そこへ木質成分や無機物を混ぜて作られているため、加工がしやすく耐久性が高いというメリットもあります。
ただ、窯業系には吸水性が高いというデメリットがあり、塗装することで防水性を高めていますが、経年劣化により塗膜がはがれてしまうと水の侵入がおこる恐れがあります。
また蓄熱性があるため夏の暑さや冬の凍結時に膨張や変形、反りなどが発生して、パネル自体にひびが入ってしまうことも考えられます。
次に金属系サイディングですがこの代表格として、近年人気なのがガルバリウム鋼板で、スタイリッシュな外見が好まれているようです。
金属系には他にもステンレスやアルミといった素材も使われていて、特徴としては遮音性と断熱性が高いということが挙げられます。
メリットとしては今ある外壁の上から重ねて施工できる、外壁カバー工法にも対応できるという点で、これをおこなうことで新築と同じ状態に戻せるわけです。
また窯業系のものと比べ、軽量ですのでその分建物自体への負担が小さいというメリットがありますが、逆にコスト高になるデメリットも持っています。
他にも樹脂系のものもあり、これは塩化ビニル樹脂が主原料となっているもので、耐久性や対候性に優れ、とくにアメリカで人気のサイディングです。
木目のある暖かな風合いが好みと言う方には木質系のサイディングがおすすめで、無垢材ならではの風合いが魅力で、山小屋っぽい感じに仕上がります。
メンテナンスに関してですが、耐用年数としてはどれも約40年となりますが、どうしても塗装やシーリングの劣化がありますので、5年から10年を目安に補修をおこなってください。
一戸建て購入時に外壁の種類モルタルを選ぶメリットとデメリット
1970年代を境に、それまでの屋根瓦の和風建築から洋風建築に主流が変わっていったわけですが、それに伴い外壁も変わっていきました。
この洋風の建築物に使われて一気に流行していったのがモルタルで、昭和の頃の古い建築物といったイメージがありますが、今も根強い人気を持つ素材です。
モルタルとはセメントを1、砂を3の割合で混ぜたもので、コンクリートと間違いやすいのですが、コンクリートはモルタルに砕石などをくわえた強度を高めたものです。
施行はただ塗るという工程だけでなく、透湿防水シートやラス下地板、防水紙などいくつかの層によって構成されていて、これによりモルタルが密着し強固になるのです。
また表面の仕上げに関して、そのデザイン性の高さも特徴の一つで、サイディングのように目地がないため高級感のある仕上がりになります。
メリットとしては金属製の外壁と比べ、蓄熱性が低く、さらに遮熱性塗料を塗ることで効果が上がり、冷暖房費の節約につながるという点があります。
モルタルはセメントと砂でできているため、素材そのものが不燃性となっていて、また有毒なガスの発生もなく、火災に強いというメリットもあります。
このモルタルの仕上げには熟練の職人の技術が欠かせないのですが、さまざまな理由によりその左官職人の数が減っているのが現状です。
それにくわえ、職人による複雑な工程が必要だということと、施工期間が長くなるということで、建築コストが高くなる傾向にあります。
また携わる職人によって品質にばらつきがあるということと、サイディングと比べると汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
日本は雨の多いところですが、モルタルは防水性がそれほど高くなく、その地域の環境によってはひび割れや剥がれ、欠落も考えられます。
ただメンテナンスをこまめにおこなうことで、長い期間その耐久性を維持できるという強みも持っていますので、現在も使われている外壁素材です。
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一戸建ての外壁でタイルを選ぶメリットとデメリット
外壁材の種類のなかで、タイルはもっとも高価なものとされていますが、その理由としては一枚一枚を丁寧に焼き上げて作った本物志向であるということになります。
タイルとはいわゆる「焼き物」となりますので、その質感はプリントや塗料では表現できないレベルのもので、「美」というものを感じさせる外壁材と言えるでしょう。
ではそのメリットについてみていきますが、独特の風合いによる高級感の演出が挙げられ、最近ではモダン系ナチュラル系などデザイン性も高くなっています。
実際、その立体感は他の外壁材には出せないもので、タイル独特の厚みと若干の形状のバラつきがその大きすぎる存在感を醸し出してくれるわけです。
次にメンテナンスについてですが、タイルは「焼き物」とご紹介したように1300度という高温で焼くことによって作られる素材です。
そのため風雨や紫外線などに強く、水や汚れの侵入もないというメリットがあり、色あせなどを含め、経年劣化がほぼ見られません。
もちろんメンテナンスは必要ですが、それは長い年月風雨にさらされてきたための汚れやカビなどを落とす作業であって、質そのものにはまったく問題はないのです。
1300度で焼き締めをおこなったタイルは、当然傷に強く少々こすっても傷がつくようなことがなく、また水分の吸収もないので亀裂や破損といった心配もありません。
では逆にタイルを張ることのデメリットについてですが、まずはコスト面が挙げられ、サイディングやモルタルに比べると初期費用がかかってしまいます。
ただ後々のメンテナンスを考えていくと、たとえばサイディングでは素材とコーキングの劣化が見られ大掛かりなメンテナンスが必要となりますが、タイルにはそれがありません。
他にも剥離や落下といったことが考えられますが、実際問題それはひと昔前のことであり、現在は接着剤や技術の向上により、そういったことはほぼありえないレベルとなっています。
まとめ
一戸建てを建てる場合のその建築費用のなかで、外壁というものは意外と大きな割合を占めるものです。
ただ家を自然環境から守るといった重要な役割を担う部分ですので、それは当然のことです。
どの素材で大切なマイホームを守るのか、それぞれの外壁の特徴やメリット・デメリットをしっかりと見極めたうえで、決めてください。
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