こんにちは「海老名の不動産屋」大樹不動産の茨木です。
2軒目の住宅購入を検討している方は、セカンドハウスローンをご存じですか?
このローンは、セカンドハウスを購入するひと向けのローンなので、うまく活用することでスムーズに金融機関から借り入れをすることができます。
この記事では、セカンドハウスローンとは何か?また通常のローンとの違いを解説していくので、住宅の購入をお考えの方は参考にしてください。
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ここでは、セカンドハウスローンがどのようなローンなのかご紹介していきます。
自分が対象となるか確認しながら見ていきましょう。
セカンドハウスローンの概要
セカンドハウスローンとは、住居用の家とは別に新しく家を購入するときに使用するローンです。
1軒目の家を購入する際は、通常の住宅ローンを使用できますが、2軒目の家を買うときはこのセカンドハウスローンを使用してローンを組みます。
セカンドハウスローンの適用範囲
セカンドハウスというと別荘を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、別荘以外の購入にも使用可能です。
対象になるのは、別荘・転勤先の仮住まい・テレワーク用の家など、2軒目となる住宅であれば幅広く適用対象となります。
別荘はもちろん、近年ではテレワークが進んだことで仕事用の住宅を買う方が増えているので、そのような方々がお得に利用できるローンです。
セカンドハウスローンは貸出用の住宅は対象外
セカンドハウスローンは、賃貸として貸し出す物件に対しては使用できません。
このローンは、居住用に購入した2軒目の物件に対して適用されるものなので、貸し出して利益を得るような場合は対象外となります。
もし、不正利用していた場合は、融資したお金の一括返済を求められるので居住用の物件を購入する場合のみ使用するようにしてください。
ただ、親族の居住用に購入したのであればローンの適用対象となるので、利用しても問題はありません。
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セカンドハウスローンと一般的なローンの違いとは?
ここまでセカンドローンのご紹介をしてきましたが、一般的な住宅ローンと具体的にどういった点に違いがあるのでしょうか?
メリット・デメリットとともにご紹介していきます。
セカンドハウスローンと一般的なローンの違い
2軒目以降の住宅に対して利用するセカンドハウスローンは、一般的なローンと異なるポイントがいくつかあります。
①一般的な住宅ローンより金利が高い
一般的な住宅ローンとセカンドハウスローンの違いは金利の高さです。
通常の住宅ローンでは、0.4%〜0.9%ほどが金利の相場となっていますが、セカンドハウスローンではその2〜3倍となる1%〜3%が平均の金利となります
そのため、1軒目の住宅を購入したときよりも多くの支払いが必要になると覚えておいてください。
②住宅ローン控除の対象外
セカンドハウスローンは、住宅ローン控除の適用外となります。
住宅ローン控除は、1軒目の住居のみに適用されるので2軒目を購入したときは控除の対象外となります。
控除対象外となれば、1軒目より利息の支払いが多くなり、節税もできなくなるので注意しなければいけません。
③一般的な住宅ローンよりローン審査が厳しい
セカンドハウスローンは、通常の住宅ローンと比較して審査が厳しいと言われています。
住宅を2軒所有するとなれば、毎月の返済はもちろん、税金や維持費が今まで以上にかかってくるので、1軒目よりもローンの審査が厳しくなります。
とくに、返済能力は1軒目よりも厳しくチェックされるので、2軒目の購入を検討している方は安定した収入を確保して審査を受けるようにしてください。
④セカンドハウスローンを扱う会社は限られている
一般的な住宅ローンはほとんどの銀行で取り扱われていますが、セカンドハウスローンを提供している会社はそう多くありません。
そもそも、2軒目の住宅を購入する方自体が少ないので、取り扱っている銀行があまり多くないのです。
ただ、公式サイトに情報がないだけで実際にはセカンドハウスローンを実施している会社もあるので、普段使用している銀行で確認してみてください。
セカンドハウスローンを使用するメリット
セカンドハウスを使用するメリットは、返済能力さえあれば審査にとおりやすいという点です。
このローンでは、返済能力が認められればほとんど審査に通るので、収入さえ安定していれば比較的簡単に借り入れをすることが可能です。
そもそも、2軒目の住宅を購入する方は安定した収入のある方が多いので、この審査自体とても簡単だと言えるでしょう。
セカンドハウスローンを使用するデメリット
セカンドハウスローンを利用する際のデメリットは、金利が高いという点です。
1軒目を購入した際に組んだローンと比較して、およそ2〜3倍ほど高くなっているので、金利の面では大きなデメリットとなります。
また、普通のローンとは違い、住宅ローン控除などの措置がないため高金利とあわせて2重で負担が増えることになります。
住宅ローン控除が利用できれば節税対策もできましたが、それもできなくなってしまうので節税したい方にとってもマイナスなポイントと言えるでしょう。
セカンドハウスローンの審査基準とは?
ここからは、重要な審査基準について解説していきます。
基本的に通常のローンと同じですが、一部異なる点もあるのでしっかりと確認してください。
①返済能力
セカンドハウスローンで一番重要な審査基準は、返済能力です。
一般的に、セカンドハウスローンの審査で求められる年収が500万円以上と言われているので、通常の住宅ローンよりも審査基準が厳しいのがわかります。
また、1軒目のローンを返済中に2軒目を購入する場合は、さらに審査が厳しくなると思っておきましょう。
2軒分の支払いとなると、年収500万円以上であっても返済が困難になることもあるので、より高い年収を求められることもあります。
そのため、セカンドローンを利用する際は、最低500万円以上の安定収入を確保した状態で審査を受けるようにしてください。
②雇用状況
雇用状況は、年収と同じくらい重要視される審査基準です。
収入が安定している場合でも、フリーランスや会社経営をしている方は、正規雇用で働いている方よりも審査は厳しくなります。
また、正社員であっても勤続年数が浅かったり、転職を何度も繰り返していると審査にとおりにくくなるので、注意しなければいけません。
銀行などは、収入をどのくらい継続してもらっているかを見ているので、審査を受ける際は安定した収入を継続してもらっていることを証明できる書類などを提出して審査を受けるようにしてください。
③健康状態
一般的な住宅ローンと同様に健康状態も重要な審査基準です。
セカンドハウスローンでは、団体信用保険への加入を求められることがほとんどなので、健康状態が悪いと審査にとおりません。
団体信用保険に入れないと、病気やケガをしたときに補償がおりないので、金融機関としても貸出ができないのです。
そのため、利用される方は健康状態にも気を付けておいてください。
④債務状況
ローン審査では、債務状況もよく見られるポイントです。
とくに、1軒目の住宅ローンがまだたくさん残っている場合は、審査にとおりにくくなるので覚えておきましょう。
また、他社での借り入れを滞納していたりする場合も審査にとおりにくくなるので、債務をできるだけ減らしたうえで審査を受けるようにしてください。
まとめ
一般的な住宅ローンとセカンドハウスローンの違いを解説しました。
2軒目の住居を購入する方にとって、セカンドハウスローンは最適なローンと言えるでしょう。
ただ、金利が高かったり控除を受けられなかったりとデメリットもあるので、その点を把握したうえで借り入れをおこなってください。
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